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第49回県高校新人バスケットボール大会
鹿工、6年ぶりV・男子
女子は鹿児島女が2年ぶり優勝
曽於が初の4強入り

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 第49回鹿児島県高校新人バスケットボール大会は1月12-15日の4日間、鹿児島市の件体育館などであった。
 男子決勝リーグは2勝同士で鹿児島工と川内が激突。終盤の川内の猛追を振り切り、鹿工が6年ぶりの優勝を勝ち取った。女子は鹿児島女がれいめいを下し、2年ぶりに頂点に輝いた。女子の曽於が初の決勝リーグ進出。全敗だったが、初の九州大会出場を決めた。
 男女とも上位4チームが九州大会(3月24、25日・福岡)に出場する。


【男子】
・決勝リーグ順位 ①鹿児島工3勝 ②川内2勝1敗 ③鹿児島商1勝2敗 ④れいめい3敗
・優秀選手 有村心吾(鹿工)山下聖(同)野口侑真(川内)中元聡師(鹿商)
【女子】
・決勝リーグ順位 ①鹿児島女3勝 ②れいめい2勝1敗 ③樟南1勝2敗 ④曽於3敗
・優秀選手 加藤桃子(鹿女子)酒井絢菜(同)川路悠佳(れいめい)小林穂乃加(曽於)


※成績の詳細は県協会Facebookを参照



◇男子決勝リーグ
鹿児島工 72-69 川  内
(17-14、19-21、17-9、19-25)

自信になる勝利
鹿児島工

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 鹿児島工は一昨年の4県予選以降、県内負けなしの川内を寄り切り、6年ぶりに県を制した。「シュートがよく入っただけです」と中島裕介監督は謙遜するも「選手たちが自分たちのバスケットに自信をつけてくれたと思う」と手応えのあったゲームだった。
 U18代表候補にもなった野口をはじめ、実績と経験のあるメンバーを擁する川内が相手だったが、勝負できるポイントを冷静に見極め、ほぼ優位に試合を進めることができた。有村心吾の冷静なゲームメークが光った。「一度流れに乗せてしまったら、苦しくなる。苦しい時間帯でどう流れを持ってくるか」を有村は常に考えていた。
 前半を終えて36-35。リードはわずか1点。勝ってはいても、流れは徐々にエンジンが温まってきた川内にあった。後半どちらが先手を取るか、流れを決める重要な局面だったが、「狙っていた」と有村は相手PGからスティールして速攻、ファールをもらって3点プレーをものにした。更に大山が3ポイントを決め、点差を1点から7点に広げ、後半開始早々で主導権を奪い返した。長身・日髙がインサイドで身体を張り、有村が2度目のスティールで3点プレー、大山のシュートが決まり、点差を2桁に広げた。
 1対1に絶対的な強さを誇る野口も2、3人がかりで止めて、ボールを奪い返したシーンもあった。終了間際、川内もようやく当たりだした小林の連続3ポイントなどで3点差まで追い上げたが、最後まで鹿工が冷静に勝ち切ることができた。
 大会前、末吉主将がケガで出場できなくなるなど、チーム状態は万全ではなかったが、逆境が選手たちの集中力を高め、やれるバスケットをきっちりやり切る覚悟を生んだ。コートを広く使い、パスワークや運動量でシュートが決まる確率を上げる。一番大事な気持ちの勝負で負けず、局面では勇気をもって真っ向勝負を挑む。「能力のない選手でもやれるバスケットでしっかり勝てた」(中島監督)ことが、インターハイイヤーの今年を戦う上で自信になった。

◇女子決勝リーグ
鹿児島女 100-83 れいめい
(34-19、22-25、23-19、21-20)

スピードで走り勝つ!
鹿児島女

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 平均身長は160台前半とサイズダウンした鹿児島女だが、バスケットは切れ味鋭く、小気味良くなった。
 「最後までよく走った」。福嵜博之監督は2年ぶりの新人戦制覇の勝因を語る。最終戦のれいめい戦はまさしく「走り勝った」といえるだろう。れいめいは中学時代、すべての県大会を制覇したメンバーが中心であり、中学時代の優勝経験がある選手は鹿女子にはいないが「相手どうこうより自分たちのバスケットをやり切る」(加藤桃子主将)姿勢を臆せずに貫いた。
 立ち上がりから機動力を生かして、コートを所狭しと走り回り、得点を重ねた。高さで勝る相手に対しても、171cmの酒井、三島、堂園らがディフェンス、オフェンス、どちらのリバウンドも積極的に取りに行き、制空権をとった。今までは、良い形は作ってもシュートが入らなかったりすると、自分たちで袋小路に入り込み、リズムが狂うことが多かった。この試合でもシュートが入らなかったり、ミスをするシーンも何度かあったが「次のプレーへの切り替え」(福嵜監督)がスピーディーにできていた。「失点した後こそ得点のチャンスですから」と加藤主将。失点してもすぐに走って取り返せば、プラスマイナスゼロであると割り切って、最後まで自分たちのバスケットをやり切った。
 今年のチームはほとんどが「走れる選手」と福嵜監督は言う。練習の中で取り組むランメニューは今までよりレベルの高い内容をやれる力を持っている。「持久走大会は全員が学年20位以内に入る」とスピードを生かすスタミナの下地もある。平均身長は小さくなったが、大きな可能性を秘めたチームになりそうだ。


試合を「データ化」「可視化」する
高校生がタブレットでスタッツ

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 今大会、県体育館であった第3日と最終日の2日間の全試合、コートサイドに「SS席」が設けられ、高校生が各試合のスタッツをタブレットでつけていた。
 8月の南部九州インターハイに向けての試み。近年はSNSの発達などで、インターハイやウインターカップなどの全国大会では、試合の勝ち負け、得点だけでなく細かな個人成績などのテータを知りたいという一般ファンのリクエストも多いという。8月のインターハイでは開催県である鹿児島がその作業を担当するため、その予行演習として伊集院、加世田、鶴翔のバスケット部員が2日間、スタッツ入力の作業に取り組んだ。2人1組で1人が試合を見ながら、得点、リバウンド、アシストなどを判断し、もう1人がタブレットに打ち込んでいく。
 「スポーツの試合のデータ化、可視化ですね」とインターハイ実行委員会の徳田達治広報部長。「今まで何となくとらえていた試合の内容がはっきり見えるかたちになって面白かった」と言う。男子決勝リーグの川内―れいめい戦のリバウンドは川内が47、れいめいが26だった。川内はオフェンスリバウンド(OR)を23も取っており、それだけ試合を優位に進めていたことが分かる。川内のエース野口は得点30、アシスト3、スティール1、リバウンド14、うちOR10と攻守のあらゆる場面で貢献していたことが分かる。得点は81-67で川内の勝利だが、リバウンドの差ほど点差はついていない。2ポイントシュートの成功率は川内41%に対してれいめい44%と上回っており、劣勢の展開の中でもれいめいがより確実にチャンスをものにして食らいついたことが数字から読み解ける。
 この試合のタブレットを担当した伊集院の久保下憲志郎(2年)は「強いチームは1人1人の貢献度が自分たちよりも高いことが分かった」。自分たちがやる試合のデータはとったことがあるが、決勝リーグクラスの試合をデータ化して自分たちとの違いがより具体的に分かった。コンビを組んだ川東拓登(2年)は「自分たちもレベルアップするために今回の経験を生かしたい」と感想を話していた。

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テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ

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