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09鹿児島県高校新人陸上
笠野(鹿商)、18年ぶり大会記録更新!
山中(鹿商)、2mジャンプ!
男子百は中山(甲南)が制す

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 第53回鹿児島県高校新人陸上大会第2日は9月16日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場であった。
 男子やり投げは笠野眞樹(鹿児島商)=写真上=が60m01を投げ、大会記録を18年ぶりに更新した。男子砲丸投げでは深利恭兵(同)が13m69の大会新記録で、前日のハンマー投げに続いて2種目目の大会記録を樹立した。男子走り高跳びでは山中亮磨(同)=写真中=が2mを跳び、優勝した。男子百決勝は向かい風1・5mの悪条件の中、中山泰志(甲南)=写真下=がただ1人10秒台の走り(10秒98)で制した。女子百は川畑桃子(松陽)、竹中ひかる(同)、寺地由真(川薩清修館)ら1年生3人が上位を独占した。
 今大会の上位3位まで(男子八種、女子七種は2位まで)が九州大会に出場する。最終日は17日、同会場である。
男子やり投げ ①笠野眞樹(鹿児島商)60m01=大会新
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目標の「60m」
笠野

 笠野にとって60mは「ずっと目標にしていた」記録だった。その目標を越える60m01を投げ、1991年以降破られていなかった大会記録を塗り替えた。
 8月のインターハイでは57m99を投げ、予選通過まであと2人という結果を残した。全国での戦いを経験して「60m」というはっきりした目標ができた。「最近は練習でも良い感じできていたので、1投目から狙っていった」。2投目で目標をクリアする。後半は更なる更新を目指したが「5、6投目はクロスに入るタイミングが微妙に早くて記録が伸びなかった。そこが合えばもっと投げられた」と反省。それでも6投中4投を成功させ、いずれも58m以上と高いレベルで安定した投てきをみせた。
 大口中時代は野球部で投手兼外野手。高校では遠投100mの肩、百11秒8のスピードを生かすべく投てきに転向した。171センチ62キロと投てき選手としては細身な体型だが「肩が柔らかくて、筋力のバランスが良い。器用さもあるし、何よりしっかりした『自分』を持っている」と河野優一監督。来年のインターハイでは全国の頂点を狙う「逸材」が現れた。

男子走り高跳び ①山中亮磨(鹿商)2m
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ようやくスタートライン
山中

 昨年の全国中学総体覇者の山中が、中学以来となる2mを跳んだ。「ようやくスタートラインに立てたって感じですね」と喜んだ。
 鳴り物入りで高校に進んだが、受験による冬季の練習不足と、フォームを変えたことなどで伸び悩んでいた。この日も1m95を2回失敗するなど綱渡りの試技が続く。それでも試合中の修正力、集中力の高さは本物だ。1m95を3本目でクリアすると、2mも1回目は失敗したが、なぜ跳べなかったかのポイントを瞬時に頭の中で整理し、次の試技に切り替えた。2本目で約1年ぶりとなる2mを越えると、思わずフィールドに飛び出した。
 以降は大会記録更新を狙って2m05にチャレンジしたが、越えられず。周囲からは「2m03から刻んでもよかったのでは?」との声もあった。だが、そのチャレンジャー精神が、169センチというハイジャンパーとしては小柄というハンディーを補い、「より高く跳びたい」というモチベーションにつながっているともいえる。2mを跳び、高校でも全国の頂点を狙う「スタートライン」に立った。

男子百 ①中山泰志(甲南)10秒98 ②東克俊(出水)11秒23 ③山中歩(松陽)11秒38
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「自分の走り」ができた
中山

 中山にとっては高校で初めて獲った「優勝」だった。「負けられないと思っていた。久しぶりにリラックスして自分の走りができました」と納得顔だった。
 高校に入ってからはケガに泣かされてきた。1年秋の新人戦以降、右足大腿部に抱えていた古傷が再発し、冬季は5カ月近く走れなかった。ひとつ上の学年にはこの夏のインターハイで活躍した村吉星児(川薩清修館)というスパースターがいる。ひとつ下の1年生には全中でも活躍した東克俊(出水)が入ってきて、「中間管理職」(SCC・太田敬介コーチ)の苦しみも味わった。だが、逆境を味わった分、選手としても、人間としても一回り成長した。8月後半の中高一貫合宿で「宮崎(博史)先生や橋元(幸公)先生ら、普段教えてもらっていない先生からアドバイスをいただいて、良い感じがつかめた」。この日も、向かい風、決勝では一発目フライングなどの悪条件やアクシデントもあったが「自分のレースのときはいつも向かい風、フライングはあるものだと思うようにしている」という。
 右足の不安もまだ完全に癒えたわけではない。記録も全国を狙うにはまだまだだ。それでもこの日は久々に「自分の走り」で「勝てた」ことが何よりの「収穫」だった。

男子五千 ①市田宏(鹿児島実)14分54秒77 ②大六野秀畝(鹿児島城西)14分56秒00 ③有村優樹(鹿実)15分3秒13
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「自分で走る」ということ
  いつもなら市田孝、宏の双子兄弟が引っ張る五千のレースだが、今大会の鹿実は、来るべき駅伝を見据えるなどの理由でエントリーを変えた。孝と1年生の高田康暉が千五百、宏と有村が五千を走る。チームの主力となるこの4人に、更なる成長を期してのエントリーだった。五千は宏が制したが「誰が見ても『孝がいなければ何もできないのか』と思われるレースをしてしまった」と反省しきりだった。
 序盤から宏、有村でレースを引っ張ったが、大六野、賀光哉(鶴翔)に食らいつかれ引き離すことができない。ラスト1周で有村は大六野に競り負けた。2人に共通するのは孝がいなければ、自分で走れないということ。「きょうのレースで、大六野君は大きな『財産』を手にして、お前たちは財産を落としたんだぞ!」と上岡貞則監督は厳しく指摘する。その意味するところはとても深い。

女子円盤投げ ①金丸奈美(鹿児島女)31m03 ②南くらら(同)30m97 ③池尾美香(岩川)30m15
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 金丸(記録に納得いかず)「37mを投げて、全日本ユースの標準記録を突破したかった。調子も上がっていて体調も良かったのでいけると思ったのに、自分の投げができなかった。メンタル面が課題です」

女子四百障害 ①南谷優里(鹿児島女)65秒08
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男子四百障害 ①関山真弥(鹿児島南)56秒34 ②小野公平(川薩清修館)56秒45
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女子百 ①川畑桃子(松陽)12秒33 ②竹中ひかる(同)12秒59 ③寺地由真(川薩清修館)12秒75
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 川畑「優勝できたのはうれしいけど、記録には納得していない。スタートは良かったけど後半硬くなってしまった。九州新人では3位入賞を目指す」

女子走り幅跳び ①上川紗友里(鹿児島)5m41
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男子八種 ①船場大地(出水)4558点 ②岩崎智孝(鹿屋工)4415点 ③小倉希望(鹿児島)4132点

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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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