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19南九州高校陸上第1日
佐藤(国分中央)、14年ぶりの県高校新・男子四百
有上(鹿水産)は県高校新&大会新・女子ハンマー投

190613-1男子400

190613-2女子ハンマー

190613-3男子走高跳

190613-4男子5000
 2019年度全九州高校総体陸上南九州地区予選大会第1日は6月13日、鹿児島市の白波スタジアムであった。
 鹿児島勢は男子四百の佐藤恵斗(国分中央)=写真上=が47秒25で14年ぶりに県高校記録を塗り替えた。女子ハンマー投では有上茉那(鹿児島水産)=写真上から2番目=が48m92を投げ自ら持つ県高校記録を更新し、大会新記録も樹立した。男子走高跳は中村滉希(鹿児島南)が2m02で優勝したのをはじめ4人=写真上から3番目=がインターハイ出場を決めた。男子千五百は山内健登(樟南)=写真一番下=がゴール直前で逆転勝ちだった。男子砲丸投で5位の浦口凱壱(鹿児島南)は14m43で県高校新記録だった。
 第2日は14日、同会場である。


※成績の詳細はこちら!



190613-5男子400
男子四百 ①佐藤恵斗(国分中央)47秒25=県高校新 ③有上優祐(鹿屋)47秒76 ⑤新留一輝(鹿児島)48秒46 ⑥福島晶聖(川薩清修館)48秒68

冷静な走りで14年ぶり県高校記録更新
佐藤

 県総体では20年ぶりに大会記録を塗り替えた佐藤が、今度は目標にしていた県高校記録を14年ぶりに更新。「記録を狙っていた。良い走りができた」と振り返った。
 予選から県総体同様に前半から積極的に飛ばして、県総体で出した47秒92の自己ベストを47秒66に縮める好調ぶりだった。決勝でも前半から飛ばしていったが、予想外だったのは、内側のレーンを走る米田(九州学院・熊本)、有上(鹿屋)が佐藤を上回るハイペースだったことだ。
 中間点の第3コーナーを回ったところで内側の2人に先に行かれたことに気づく。予想外ではあったが「焦ってスピードを上げることなく、ついていけばいいぐらいの気持ちだった」と冷静に対応できた。元々、後半のスピードには自信を持っていたので逆転できると信じて疑わなかった。ラスト50mで力むことなく腕を振ると自然に前に出ることができ、予選の記録をもさらに上回る狙い通りの県記録更新を勝ち取った。
 レース直前にあえて笑顔を作ってリラックスし、心身のコンディションを万全にしてレースに臨んだのも功を奏した。「この勢いで二百、マイルも記録を狙っていきたい」と自信を深めた様子だった。

190613-6女子ハンマー
女子ハンマー投 ①有上茉那(鹿児島水産)48m92=県高校新、大会新 ⑥髙橋杏奈(鹿児島南)42m77

大舞台に強い!
有上

 有上は舞台が上がれば上がるほど力を発揮する。県総体でマークした県高校記録をさらに2m45伸ばし、大会記録で南九州の頂点に立った。
 「本番であまり緊張しない。自分の投げに集中し、楽しむことだけを考えていた」。1投目で2年生の大濵(熊本西)が48m33の大会記録を出すなど、序盤からハイレベルな争いが繰り広げられたが、程よい緊張感を楽しみ、自分の投げだけに集中できた。3投目で50mに迫る48m92を投げたが、特別な感覚はなく「いつも通りの自分の投げができた」手応えだけがあったという。
 6投すべてを成功させ2投目以降はすべて45m以上とアベレージも安定していた。「1回目のターンがしっかり入れば後はうまくいく」自信があり、技術的にはその1点だけを集中していた。
 「自分1人でやれることでなく、周りの支えのおかげ」と感謝の気持ちも投に込める。沖縄であるインターハイは「地元のようなもの。他の選手に負けないよう自分の満足いく投げをする」と意気込む。高校生最大にして最高の舞台で50m以上の記録を目指す。

190613-7男子走高跳
男子走高跳 ①中村滉希(鹿児島南)2m02 ②下村翔英(甲南)1m96 ⑤町田裕輝(鹿児島南)1m90 ⑥福島翼空(鹿児島)1m90

新助走に手応え
中村

 県総体では2位だった中村がただ1人の2m越えで優勝。「助走の後半を力強く踏み切れたのが良かった」と振り返った。
 助走の後半、しっかりと角度をとって内傾する助走に取り組んでいた。1m96、99、2m02はいずれも1本目を落としながら2本目でしっかりクリア。「1本目で跳べなかったのは反省だけど、3本かからずに跳べたのは良かった」。2年生の頃から目前と言われながら、なかなか越えられなかった2mをようやく跳ぶことができた。
 一方で「まだまだ課題が残った」ことも。失敗ジャンプでは内傾の角度をしっかり保てなかった。2m05は3本とも技術的にやろうとしていたことを実践できなかった。それでも「良い流れは作れたので、これから記録を伸ばしてインターハイでは入賞を狙っていきたい」と意気込んでいた。

190613-8男子1500
男子千五百 ①山内健登(樟南)3分58秒49 ④中島太陽(鶴翔)3分59秒81 ⑤和田渉夢(鹿児島実)3分59秒87

3年生の意地
山内

 決勝は波乱の展開だった。県予選同様、序盤から積極的に前に出た山内だったが「身体が重かった」。動きにキレがなく、ただ1人追走してきた2年生・水野を振り切れない。
 900m付近で水野に前に出られると、少しずつ差がつき始める。インターハイ出場の6位以内という最低限の目標はクリアできそうだったので「このまま2位でもいいか」と妥協しかけたが、最後の直線で持ち味のラストスパートをかけると、手の届きそうな距離まで詰める。抜いた実感はなかったが、最後は短距離選手のゴールのように内側から身体を差し込むと0.07秒差で競り勝つことができた。反省しきりのレースだったが「最後は3年生の意地でした」と苦笑した。

190613-9男子5000W
男子五千競歩 ②向井大賀(鹿児島商)22分53秒62 ④徳永祥吾(吹上)23分34秒28

悔しさと嬉しさと
向井(喜界中卒、奄美新聞掲載)

 1、2年生の頃は故障で予選の舞台にすら立てなかったことを思えば、堂々の2位でのインターハイ出場は嬉しい出来事には違いない。だが向井は「記録も、順位も狙っていただけに悔しい」と苦笑した。
 序盤から積極的に先頭に出てレースを引っ張ったが、1000m過ぎて榊(熊本高専八代)に前に出られる。県予選と同様、前に出られても慌てず「追歩」した。1000m4分20秒台のペースは記録、順位を狙うために練習でも設定していたタイムだが、2800m付近から遅れ出すと、ついていけなかった。レース時午後2時の気温は30度を超え、湿度40%の暑さの中でのレースは過酷だった。
21分45秒の標準記録を突破して「国体に出る」という新たな目標も芽生えて、取り組んでいた分、大幅に記録が届かなかった悔しさを感じた。このレースは競歩を始めて初の「負け試合」だった。
 度重なる疲労骨折でレースに出られず、今年2月に監督から競歩転向を勧められたときは「迷った」という。五千や三千障害など「走る」種目への未練があった。だが大学生の競技のビデオなどを見るうち「競歩もかっこいい」と思えるようになった。何より、大会に出るごとに記録が伸び、夢でしかなかったインターハイの世界をつかむことができた。「島で応援している家族、指導者の先生、自分を支えてくれた多くの人に感謝したい」と心から思えた。

190613-10女子走幅跳
女子走幅跳 ②竹元咲(鹿児島)5m84 ③冨満朝夏(鹿児島女)5m68 ⑤嶋田真緒(出水商)5m56

「先輩」の活躍が刺激
竹元、冨満

 竹元にとっては昨年、南九州で5冠を達成した3年生の神田(宮崎商)に「勝ちたい」気持ちがモチベーションだった。100m、200mの短距離で頂点に立つスピードを武器に5m70、80と記録を伸ばし、5m96の宮崎県高校記録を作った神田の試技に刺激を受けながら、記録は及ばないまでも気持ちの勝負を続けていた。
 5m67で2位の位置をキープしていたが、5回目の試技で高尾野中の先輩・冨満が+2.5mの参考記録ながら5m68を跳んで2位に浮上した。中2で5m40を跳んだ実力者の冨満だったがその後伸び悩み、中2の記録をなかなか更新できなかったが、高校最後の大舞台で「助走のスピードと跳躍を合わせることができた」。
 逆転され、5回目は5m59だった竹元。残る試技は1回だったが「先輩が頑張ったことで嬉しくなった」。最後の1回だけは「目の色が変わっていた」と中江寿孝監督。砂場の横に設置してある測定用のバーの高さまで身体を持って行くような跳躍をという監督のアドバイスを最後の1回で実践すると5m84を跳んだ。こちらも+3.1の参考記録だが、逆足である左足の踏切りで、本来の右足の記録を1cm上回ることができた。


190613-11女子400
女子四百 ⑤嶋児天音(加治木)56秒91

190613-12女子槍投
女子やり投 ④弓削里香(鹿児島南)41m69

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テーマ:陸上 - ジャンル:スポーツ

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