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球夏2019第4日
曽於、タイブレーク制す!
古仁屋、大島は逆転勝ち

190711-007
【2回戦・市来農芸―古仁屋】逆転勝利で勝利の校歌を歌う古仁屋=鴨池市民

 第101回全国高校野球選手権鹿児島大会第4日は7月11日、鹿児島市の平和リース、鴨池市民、両球場で2回戦6試合があった。
 曽於は9回表に2点差を追いつき、今大会初の延長戦に突入。12回までに決着がつかず、タイブレーク戦へ。13回表に1点を勝ち越し、その裏を守り切って武岡台との劇的な死闘を制した。古仁屋、大島は逆転勝ち。志布志、鹿児島南、鹿児島はコールド勝ちで3回戦に駒を進めた。
 第5日は12日、両球場で2回戦6試合がある。


◇11日の結果
・2回戦(平和リース)
志布志 8-0 伊佐農林・大口・霧島・串良商(7回コールド)
大島 6-5 池田
鹿児島南 7-0 奄美(8回コールド)
・2回戦(鴨池市民)
古仁屋 2-1 市来農芸
鹿児島 8-1 加治木(7回コールド)
曽於 6-5 武岡台(延長13回タイブレーク)
◇12日の試合
・2回戦(平和リース)
9:30 鹿児島修学館―鹿児島商
11:50 鹿児島実―鶴翔
14:10 出水―山川・川辺・垂水
・2回戦(鴨池市民)
9:30 鹿屋中央―甲南
11:50 頴娃―枕崎
14:10 鹿屋農―指宿





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190711大島5点目
【2回戦・大島―池田】8回表大島一死満塁、7番・坂元良の右前適時打で三走に続いて二走・今里(左)も生還、5―4と逆転する=平和リース

ピンチも「楽しかった」
大島・野元亮汰右翼手=写真左=(熱球譜・奄美新聞掲載)

190711熱球譜・大島
 九回裏、1点差に詰め寄られ、なお二三塁。一打同点、逆転サヨナラの大ピンチだったが「ゴロでも、フライでもいいから、自分のところに打球が来い!」と念じていた。
 4番・湯地の打球は快音を残し、頭上を抜けそうな当たりだったが、右中間方向に背走しながら好捕して試合終了。ピンチを救い、勝利を決定づけた。
 前半は良い形で先手を取り、リードを広げ、自分たちのペースで試合を進めていた。六回裏エラーを皮切りに連打を浴び、4失点で逆転を許す。
 苦しい展開だったが「外野で守っていて楽しかった」という。思い返すのは春の県大会初戦の鹿児島商戦。リードしながら守りのミスが相次いで、まさかの逆転サヨナラ負けを喫した。気持ちに余裕がないからこそミスも生まれる。苦しいときこそ楽しむことを意識するようになった。
 九回の好捕の場面は、それまで前進気味に守っていたが、二死になった時点で少し後ろに下がった。一打同点はOK。二走の生還を防ぎサヨナラを阻止するための冷静な判断だった。「下がってなかったら捕れなかったかも」と苦笑する。
 「朝、ゴミ拾いをしていたのを神様が見ていたのかも」と塗木哲哉監督。鹿児島入りしてから毎朝、3年生の坂元海太と2人で県立、市民の球場周辺をゴミ拾いしていた。「運を拾う」ためのゴミ拾いも力を貸してくれた。初戦に続き1点差での逆転勝ち。勝ったことは嬉しいが「次は大島らしく、打って点を取って勝ちたい」と燃えていた。


9人チームで守り勝つ!
古仁屋

190711古仁屋2点目
【2回戦・市来農芸―古仁屋】4回裏古仁屋二死満塁、暴投の間に三走・十倉(左)が生還、2―1と勝ち越す=鴨池市民


 四回に奪った得点は押し出しと暴投によるもの。9人チームの古仁屋は1点差を守り抜いて夏の1勝をつかんだ。「こんな勝ち方ができるとは思わなかった。校歌を聞きながら涙が出そうでした」と鳥丸大輔監督は感極まった。
 大黒柱の板倉―森田のバッテリーを中心に、守備の粘り強さが最後まで途切れなかった。序盤から再三ピンチの連続だったが「冬場走り込んできたので絶対抑えられると思っていた」と板倉諒翔主将。二回に先制点は許したが、序盤は直球でカウント稼いで勝負球に変化球、中盤からは配球を逆にするなどの工夫を凝らし、追加点を許さなかった。
 マウンドで「仲間を信頼する」(板倉主将)ことも常に心掛けた。野球未経験者もいる野手陣だったが、声を出し続け、力投を続けるエースを盛り上げた。六回表は一死一二塁のピンチだったが、遊ゴロで二塁アウトを取り、二塁手・勝田は落ち着いたバックホームで本塁を狙った二走を刺し、併殺を成功させた。
 昨秋は1、2年生で4人しかいなかったため喜界と合同で出場。この春は助っ人を借りて単独出場し、シード神村学園に挑んだ。新1年生2人の加入で9人ギリギリながらも単独出場が叶ったが、地区大会では与論に大敗。不安も大きかった中で夏に臨んだだけに、鳥丸監督は九回まで1点差の試合を勝ち抜いたことにチームの成長を感じた。チームの目標は「ベスト16入り」(板倉主将)。相手は強豪私学の鹿児島だが、鳥丸監督は「どれだけエラーしても構わない。思う存分ぶつかっていくだけ」と頼もしげに語っていた。

「緻密な野球」で食らいつく
奄美

190711奄美盗塁失敗
【2回戦・奄美―鹿児島南】2回表奄美無死一塁、一走・川畑が二盗を試みるもタッチアウト=平和リース


 奄美は粘り強く戦ったが無念の八回コールド負けだった。
 「四回の3失点が重かった」と下池大哉監督。四回無死一二塁とピンチを招き、二死までこぎつけたが、遊ゴロ悪送球で失点し、直後に走者一掃の長打を浴びた。序盤三回を1失点でしのぎ、中盤から後半の盛り返しを狙った矢先の3失点が重くのしかかった。
 打線は四回以降、無安打に抑えられ、反撃の機会を作れず。力投を続けた右腕・川畑も終盤スタミナが切れて球威が落ちたところを痛打された。
 攻守に「完敗」だったが下池監督は「こういうチームに勝つために緻密な野球を練習してきた。『もう1大会経験できたら』と思えるような成長は見せてくれた」と語る。中でも川畑と3年生捕手・熊本のバッテリーの成長が著しく、「考えた配球を工夫していた」。
 熊本翔は「監督さんから相手の攻撃の特徴を教わって配球を考えた」と言う。外角の直球を狙ってくる傾向を読んで、変化球をうまく使うなどの工夫が序盤はうまくいった。
 元々は内野手の熊本は捕手経験がなかったが、チーム事情でこの春から正捕手に。「いろいろ考えることが多くて自分に務まるか?」不安だったが、今では「全部の野手を見渡せて、投手の次にボールを触る回数が多い」ポジションの楽しさを感じられるようになった。盗塁も1つ刺すことができた。「みんな仲が良くて声もよく出て、良い雰囲気で野球ができたので悔いはない」という。下池監督は「こういう野球を経験できたことを1、2年生が財産にして欲しい」と期待していた。

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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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