FC2ブログ
NPO法人スポーツかごしま新聞社オフィシャルサイト

ギャラリーショッピング
球夏2019第13日
国分中央、シード連破で5年ぶり4強へ!
大島、金星逃す

190723-029
【準々決勝・国分中央―鹿児島情報】8回表国分中央二死二塁、8番・今村が左越え二塁打を放ち、4-3と勝ち越す
190723神村サヨナラ勝ち
【準々決勝・神村学園―大島】9回裏神村一死二三塁、7番・田中天の中前適時打で三走に続いて二走・田中大が生還、サヨナラ勝ちを決める

 第101回全国高校野球選手権鹿児島大会第13日は7月23日、鹿児島市の平和リース球場で準々決勝2試合があった。
 国分中央は第4シード鹿児島情報に競り勝ち、5年ぶりとなる4強進出。第1シード神村学園は大島相手に9回まで劣勢だったが、9回裏の集中打で逆転サヨナラ勝ちした。
 第14日は24日、平和リース球場で準々決勝残り2試合があり、ベスト4が出そろう。


◇23日の結果
・準々決勝(平和リース)
神村学園 4-3 大島
国分中央 5-3 鹿児島情報

◇24日の試合
・準々決勝(平和リース)
10:00 鹿屋中央―鹿児島玉龍
12:30 樟南―れいめい





全2試合の観戦レポートはこの文字をクリック!
神村―大島戦の熱戦フォトグラフはこの文字をクリック!
国分中央―鹿情報戦の熱戦フォトグラフはこの文字をクリック!




野球の神様、振り向いたが…
大島(奄美新聞掲載)

190723大島一面
 3点リードで迎えた九回裏、それまで無心で投げ続けたエース赤崎太優主将の心境に微妙な変化が訪れる。
 「応援に応えるためにも勝たなければと意識して、腕が思い切り振れなくなった」
 瞬く間に集中打を浴び1点差に詰め寄られる。最後に打たれたボールはスライダー。決して悪いボールではなかったが、腕が振れていなかった分、相手に執念で弾き返された。
190723大島3点目
 序盤から押し気味に試合を進め、4番・今里の適時三塁打=写真=で3点先取…第1シード相手に優位に試合が進められたのは「赤崎―今里のバッテリーが安定していた」(塗木哲哉監督)からだ。2人で相手打者の傾向と対策を徹底して練り、直球を見せ球にして変化球で勝負する配球を基本線に、思い通りの投球が八回までできた。
190723大島・赤崎
 今里が二盗を阻止し、併殺を2度とるなど守備も無失策の堅守で盛り上げた。「バックを信じて無心で腕を振るだけだった」と赤崎主将=写真=は八回までの投球を振り返った。
 「野球の神様を振り向かせることはできたと思う」と塗木監督。春の大会では初戦で鹿児島商に逆転サヨナラ負けしてから「神様に振り向いてもらう」ために何をすればいいか、常に自分たちに課してきた。「あいさつや授業を受ける態度、野球以外の学校生活を見直した」と今里武之介。長期遠征となった今大会、朝食の前に自主的に球場周辺のごみ拾いをした選手もいた。
 今大会、苦しみながらも接戦を勝ち抜き、2年ぶりに8強入り。初の4強入りもあと一歩と迫ることができた。奇しくも春の鹿商戦と同じく3点差をひっくり返されての逆転サヨナラ負けだが「意味は全く違う」(塗木監督)。春は自分たちでリズムを崩し、敗れ去った。今回は追い詰められたことで、本気で勝ちたい、負けられない気持ちの強さを土壇場でみせて4点取り返した神村の底力に屈した。
 「今度はうちがこういう場で4点取り返せるチームになろう!」
 1、2年生に塗木監督が檄を飛ばす。赤崎主将は「自分たちは力がないチームだったけど、後輩たちは力のある選手が多い。次は必ず甲子園に出てもらいたい」と叶えられなかった夢を託していた。

最後は「思いの差」
大島・今里武之介捕手(熱球譜・奄美新聞掲載)

190723熱球譜・大島
 五回表一死満塁、相手投手が交代し、投球練習をしているところで、塗木哲哉監督に呼び止められた。
 「ここが勝負所だぞ!」
 背中を押されて送り出された=写真=。代わり端の初球を狙うと最初から決めていた。外角高め、ストライクゾーンギリギリの高さを見逃さず、右方向に弾き返す。走者一掃の右越え三塁打は、王者・神村学園を終盤まで追い詰める効果的な一打だった。
 初回から守備でも流れを作った。二死から四球で走者を出したが「神村は必ず走ってくる」と盗塁阻止の準備ができていた。走ってきたら素早く握り替え二塁送球する。握りそこなっても二塁ベース上に投げる練習を日頃から繰り返しており、4回戦の鹿児島南戦でも2度刺していたので自信があった。見事二盗を阻止。以後2度と走ってこなくなり、相手の得意な「足攻」を封じることができた。
 九回裏、最後にして最大のピンチを迎えたときも、赤崎を助けるために、頭をフル回転してできることをやろうとした。マウンドに行って声を掛けたり、配球を工夫したり、間合いを取ったり…精一杯のことはやり切ったつもりだが、相手に傾いた勢いを止められなかった。
 「最後は思いの差だったのかもしれない」
 甲子園を義務付けられた強豪私学の底力を思い知らされた。春の県大会初戦サヨナラ負けの屈辱からはい上がり、優勝候補一番手の王者を倒せる手応えがつかめていただけに、悔しさも一入だった。

スポンサーサイト



テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
 昨日,出先でついていたTVを何気なく見ていました.8回で3-0.
 「ひょっとしたら大島は全校応援?この快進撃で,また政さんが本を書くのか?」と思いましたが・・・
 たぶん神村の選手は最後まで負けるなんて思っていなかったでしょうね.
 どの競技でもそうですが,本当の強さは最後の最後で表れるのだと思います.相撲で土俵際まで押し込まれても,形勢逆転で勝ったり,サッカーのアディショナル?タイムでの得点,ラグビーのジャパンが南ア戦で最後にスクラムを選択してトライで逆転とか・・・
 でも大島にあっぱれ!です.
2019/07/24(水) 13:24:10 | URL | シラサカ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
メルマガでも書きましたが、8月の甲子園取材はいつもないものと思っていたのが、あの試合の終盤は「ひょっとすると8月は甲子園に行って取材することになるかも」と皮算用をしてしまいました。そう思わせる試合をしてくれた大島ナインは素晴らしかったし、何よりあの逆境を跳ね返した神村が本当に素晴らしかったです。
2019/07/26(金) 05:58:57 | URL | つかさ #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://spokago.blog68.fc2.com/tb.php/3155-8fcd4457
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック