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球秋2009第13日
鹿城西、鹿実、九州へ
鹿城西サヨナラ勝ち
【準決勝・鹿児島城西―薩摩中央】9回裏鹿城西一死二塁、東郷=左から2人目=が二塁打を放ち、サヨナラ勝ち=県立鴨池
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【準決勝・樟南―鹿児島実】4回裏鹿実一死三塁、関山の左前適時打で5―4と勝ち越す=県立鴨池
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 第125回九州地区高校野球大会鹿児島県予選第13日は10月10日、鹿児島市の県立鴨池球場で準決勝2試合があり、鹿児島城西、鹿児島実が接戦をものにして決勝進出、九州大会(10月24―29日・宮崎)出場を決めた。
 鹿城西―薩摩中央戦は、初回に点を取り合って以降、両投手陣と守備の粘りで互いに追加点を許さなかった。九回土壇場で薩摩中央が追いつくも、その裏に鹿城西は東郷拓也の中越え二塁打でサヨナラ勝ちした。樟南vs鹿実の伝統校同士の対戦となった第2試合は、両チーム合わせて24安打の打撃戦となったが、鹿実が1点差で逃げ切った。九州大会の出場は鹿城西が11季ぶり5回目、鹿実が5季ぶり45回目。
 最終日は11日、同球場で鹿城西―鹿実の決勝戦がある。

◇10日の結果
・準決勝(県立鴨池)
鹿児島城西 3―2 薩摩中央
鹿児島実  8―7 樟  南

◇11日の試合
・決勝(県立鴨池)
13:00 鹿児島城西―鹿児島実
◇準決勝①
薩摩中央  100 000 001=2
鹿児島城西 200 000 001=3
(薩)児玉、崎山―下簗
(鹿)梶原、中野―川内
・三塁打 大迫(鹿) ・二塁打 馬原(薩)川内、東郷(鹿) ・試合時間 2時間8分 ・球審 田代 ・塁審 ①西方 ②山下 ③今田

守り勝つ!
鹿城西

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 鹿児島城西が薩摩中央との緊迫した好ゲームを制し、夏に続く2大会連続の決勝進出と九州大会出場を決めた。
 結果は鹿城西のサヨナラ勝ちだが、「守り勝った」という表現が当てはまるような、見ごたえのある両チームの守り合いだった。初回に先制点を許すも、その裏に大迫京平の右翼線三塁打ですぐさま逆転する。立ち上がりに失点につながるエラーをしてしまった大迫が名誉挽回の一打を放ったことでチームが盛り上がった。グラウンド整備直後の六回表、長打と暴投で一死三塁と大きな流れを失いかねないピンチの場面では、右翼手・染宮将人=写真上=がダイレクト返球で犠飛を阻止=写真下=。「練習で何度も繰り返しているプレーなので自信があった。絶対に自分が刺すつもりだった」と染宮は胸を張る。八回には途中出場の遊撃手・中原裕輝が中前に抜けそうな打球を横っ飛びして併殺。先発の梶原慎也、リリーフの中野献人とも再三ピンチは背負うも要所では持ち味を出した。最後はチーム全員の気持ちを受けた東郷主将の一振りで決勝進出を手繰り寄せた。
 準々決勝では5失策と守りが乱れた。「試合後、相当叱ったんですよ」と八牧竜郎監督。その反省をすぐに修正できるところに能力の高さを感じる。夏の準優勝に甘んじることなく、夏休みの合宿などでもかなり厳しい練習を課して「我慢強く」(八牧監督)なり、貪欲に上を目指す気持ちも芽生えた。「もう準優勝じゃ褒めない。頂点を取るぞ!」。部員全員の前で指揮官は檄を飛ばしていた。

「野球で勝って、勝負に負けた」
薩摩中央

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 鹿城西を相手に一歩も引かない守り合いに持ち込んだ薩摩中央だったが、1点差で涙をのんだ。
 初回、二塁手・津久江公章は二番打者の何でもないゴロをグラブに収められず、生かしたことが逆転される口火になってしまった。「足が動かなかった」と津久江。結果的にはその1点の差が重かっただけに「もっと努力してうまくなりたい」と自らの責任をかみ締めた。
 二回以降の投手を中心とした守りは、最後まで崩れなかった。象徴的なのは六、七回で相手の四番・中原大樹を迎えた場面だ。六回は先発の児玉涼、七回はリリーフした崎山貴斗、いずれも歩かせるとみせてファールでカウントを稼ぎ、最後は外角の変化球で勝負するというパターンで真っ向勝負し、いずれも空振り三振に打ち取った。一振りで流れを呼び込む力を秘めた強打者を相手に、バッテリーは勇気を持って立ち向かった。再三の好機を相手の好守に阻まれ、苦しい展開だったが、最後まであきらめない粘りが九回の芹ケ野大地=写真=の同点打につながった。
 「ミスが出たことも含めて試合に負けたのは監督の責任。『野球で勝って勝負に負けた』って感じです」と神村泰幸監督。1点差で負けたことよりも、一戦一戦勝ち上がっていくごとに部員たちが目に見えて伸びていく姿に神村監督は頼もしさをむしろ感じていた。悔しさは隠せなかったが「こんな大舞台でも子供たちはやってきたことを出していた。こんな試合ができるんだなと成長を実感しました」と言い切った。

【準決勝・鹿城西―薩摩中央】1回表薩摩一死一三塁、芹ケ野の犠飛で三走・宮脇が先制のホームイン
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【準決勝・鹿城西―薩摩中央】1回裏鹿城西二死一二塁、大迫が2―1と逆転の右翼線三塁打を放つ

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◇準決勝②
樟  南 100 320 001=7
鹿児島実 210 401 00×=8
(樟)戸田隆―納冨
(鹿)用皆、野田―関山
・三塁打 武下、大谷(樟)久保、用皆(鹿) ・二塁打 園田一、宮地、納冨(樟)亀甲、用皆2、川(鹿) ・試合時間 2時間2分 ・球審 城須 ・塁審 ①今田 ②西方 ③山下


 鹿実・宮下正一監督 (秋の九州大会は7年ぶり)「戸田君の攻略はワンバウンドになるボールを振らないことだったが、序盤変化球が甘かったところを勝負をかけて初回に逆転できたのが大きかった。夏に初戦で負けてから、種子島での合宿、広島遠征と重い練習を課してきた。インフルエンザもあって苦しい中で、粘って粘って勝ちを拾ってきた。きょうも粘れて良かった。子供たちもやってきたことが間違いじゃないと自信になったと思う」

 同・藤田亮馬主将 「新チームになってから九州チャンピオンになることが大きな目標だった。その挑戦権が得られたことが素直にうれしい。きょうの試合は反省することもたくさんあるけれど、スクイズの場面が外されずに決められたり、エラーが出てもそのあと相手が打ち損じてくれたり、うちのチームにつきがあった。チームが1つになって頑張ってきたことがこの1点の差になったと思う」

 樟南・武下賢太主将 「立ち上がりから声が出ていなくて盛り上がっていないと感じた。鹿実の名前を意識していた。来春までに一つ一つのプレーの大事さを修正していきたい」


【準決勝・樟南―鹿実】2回表樟南一死、武下が右越え三塁打を放つもオーバーランでタッチアウト。三塁手・宮永
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【準決勝・樟南―鹿実】2回裏鹿実一死三塁、宮永のスクイズで三走・用皆が生還、3―1とする
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【準決勝・樟南―鹿実】3回表樟南無死二塁、捕手からの送球で二走・園田一がタッチアウト。遊撃手・安岡
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【準決勝・樟南―鹿実】4回表樟南一死二三塁、戸田隆が左前適時打を放ち、4―3と勝ち越す

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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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