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SWACランニング教室
トップ選手に学ぼう!
セカンドウインドACランニング講座

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 セカンドウインド・アスリートクラブ(SWAC)による「楽しくマラソンを完走しよう!ランニング講座 in 鹿児島」が11月29日、日置市の伊集院陸上競技場などであった。同クラブは今年の北海道マラソンでワンツーフィニッシュした嶋原清子選手、尾崎朱美選手、ベルリンの世界陸上で7位入賞した加納由理選手ら日本トップクラスのマラソンランナーを輩出している。川越学監督は鹿児島出身(旧佐多町出身、鹿児島南高卒)。鹿児島合宿の最終日に、多くの人にマラソンのコツや走る楽しさを知ってもらおうと、小学生から一般ランナーまで約70人が参加し、トップ選手と身近に接しながら技を学んでいた。
「サブスリー」達成のために!
SWACランニング講座体験記

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 国分中央高の高山克司先生から「取材に来られませんか?」と誘われて、SWACのランニング講座を取材した。来年の菜の花マラソンの目標を「サブスリー」(※3時間を切ること)と大胆に設定した「走るスポーツ記者」としては、世界で戦うチームから学べるまたとないチャンスだった。川越監督、嶋原さん、尾崎さん…トップ選手や指導者らと身近に接しながらいろんなことを教わった。
 ゆすいんの会議室で約1時間、川越監督のレクチャーを受けた後、競技場に移動して実際に走ってみた。全員で準備運動、基礎ドリルをしたあと、ペース走、ウォーク&ジョッグ、小学生など各自のレベルに合わせてグループに分かれ、それぞれのメニューで汗を流した。僕は一番レベルの高い1キロ5分で6000mペース走のグループで走った。
 このグループは加納さんがリードしてくれた。黙々と走る加納さんと並走しながら、ほぼ正確に1キロ5分のペースを刻んでいることに感心した。1キロ6~7分のグループに参加したSCCの中村三和さんのグループは、尾崎さんがリードしたが「正確に15秒ずつペースアップしてくれるので全然きつくなかった」と話す。トップ選手になると、練習の積み重ねで体内にいつの間にか時計が埋め込まれ、どのくらいのペースで走れば1キロどのくらいになるのか、身体が自然に覚えているのだろう。

 練習のあとで選手や監督さんに「これから1カ月あまりでサブスリーを達成するにはどうすればいいですか?」と聞いてみた。チーム最年少の木下裕美子さんは「スピード練習も大切ですよ」と話す。マラソンの基本は「長く」走ることだが、サブスリーのレベルになると「スピード」も要求される。ちなみに1キロ4分なら2時間48分47秒、4分20秒なら3時間2分51秒である。サブスリーのためには4分~4分10秒ペースで走れるスピードが必要だ。「最初飛ばし過ぎないように入って、後半どのくらいのスタミナを残していられるか」「ハーフマラソンを走ってみて、『まだあと10キロぐらい走れる』ぐらいの感覚があるといいですね」…尾崎さんや真鍋裕子さんからはより実戦的なアドバイスを受けた。川越監督は「己を知る」大切さを話していた。今、自分の力はどのくらいなのかをまずは正確に知る。その上で目標を達成するためにはどれだけレベルアップし、どこを改善すればいいかを練習で詰めていく。実に的確なアドバイスだった。
 僕の場合、過去の菜の花ベスト記録は3時間43分44秒。サブスリーを達成するには40分以上縮めなければならない。今のところ、1キロ4分で走るスピードはここ数カ月の練習で身につけた。ただしこのペースで42・195キロを走りきる体力はまだない。これから1カ月あまりの課題はスピードを維持するスタミナをつけることだ。

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 約3時間の教室はあっという間だった。今回一番うれしかったのは、トップ選手が今までよりも身近に感じられたことだ。「走る」基本はトップ選手も我々市民ランナーも大きな違いはない。準備運動や、基礎ドリル、ペース走もSCCで日ごろやっていることである。トップ選手も自分たちと同じことをしていると知れたのは大きな収穫だった。「サブスリー」という僕の目標のために、監督さんや選手から真剣にアドバイスをしてもらったことが何よりうれしかった。参加者からの、サインや記念撮影にも皆さん気軽に応じていた。嶋原さんの笑顔は実に魅力的で素敵だった。今まで名前ぐらいしか知らかったが、これから女子マラソンや駅伝でSWACの選手をみかけたら間違いなく応援するだろう。
 川越監督は「トップ選手と市民ランナの共存」を目指して、2007年に実業団を辞して、このクラブを立ち上げた。チーム名の「セカンドウインド」はランニングの専門用語で、走り始めの苦しい時間帯を乗り越えて呼吸が回復したときに楽に感じる時間帯のこと。苦しいことを乗り越えれば新しい境地に達するという意味が込められている。まさに日本スポーツ界の「新しい風」である。僕の「サブスリー」もかなり高い目標だが、「セカンドウインド」をつかまえて乗り越えたいと決意を新たにした。


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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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