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球春2021最終日
鹿実、3季ぶりV
9回まさかの逆転劇

210404-25鹿実7点目・城下_050
【決勝・鹿屋中央―鹿児島実】9回表鹿実二死一二塁、3番・城下が左前適時打を放ち、後逸する間に自らも生還、7-4とする

 第148回九州地区高校野球大会鹿児島県予選最終日は4月4日、鹿児島市の平和リース球場で3位決定戦、決勝があり、鹿児島実が3季ぶり32回目の優勝を勝ち取った。
 鹿児島実は1点差を追いかける9回表に相手のエラーが絡んで4点を挙げて逆転に成功し、鹿屋中央に競り勝った。3位決定戦は大島が枕崎にコールド勝ちだった。
 鹿児島実、鹿屋中央が九州大会(4月24日―・大分)に出場する。


◇4日の結果
・3位決定戦(平和リース)
大島 12-5 枕崎(7回コールド)
・決勝(同)
鹿児島実 7-4 鹿屋中央





全試合の観戦レポートはこの文字をクリック!

(有)南日本音響「ビッグバン」



アグレッシブに目指した勝利
210404-16鹿実3点目_050
【決勝・鹿屋中央―鹿児島実】4回表鹿実二死二三塁、8番・駒壽の中前適時打で二走・赤嵜が生還、3―1と勝ち越す


 「負けゲーム」(宮下正一監督)だったことは否めない。エラーがらみの2失点、送りバントが決まらず攻撃がつなげない…今大会再三見られた鹿児島実らしからぬプレーはこの試合でもあった。課題や修正点は山積みだが、「型にはまらず、アグレッシブに1番を目指す」姿勢がもたらした勝利だった。
 その姿勢を、宮下監督はこの春のセンバツを制した東海大相模(神奈川)に学んだという。どんな劣勢の展開になっても、目の色をギラギラさせながら貪欲に勝利を目指して野球をする姿に「コロナがあって、心がくじけそうな時期もあったけれども、一番大事なことを相模の野球に教えてもらって勇気づけられた」。
 決勝戦は本来目指す「守備からリズムを作る野球」(城下主将)とは程遠かった。そういう野球ができずにベンチの雰囲気も沈みかけた時間帯もあった。だが9回表、瀬戸際まで追い詰められたとき、どんなかたちでも頂点を取る貪欲さが芽生え、チームが一つになった。
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 一死から8番・駒壽がレフト前ヒットで出塁。9番・筏は送りバントを決め切れなかったが、粘って四球を選んだ。2番・平石が3ボールから強打したのは、セオリーからは外れているが「あれが平石の持ち味。あの思い切りが相手にエラーにつながったのかもしれない」と宮下監督。城下は「無心になって次につなぐことだけを考えて」振り抜き=写真=、無我夢中でホームまで駆け抜けた。
 「型にはまらない、新しい鹿実の野球」を宮下監督は目指していると言う。それがいかなるものか、確固たるものはまだ見えない。ただ「どんなかたちでも勝ってみせる」気持ちを結果で示せたことが今大会一番の収穫といえるのかもしれない。その野球を確立するためにも九州大会の出場権を得たことは大きい。試したい選手、戦術以上に「目の色を変えて、相手にがっついていく」大会にするつもりだ。

貴重な経験を積む
大島(奄美新聞掲載)

210404-10大島9点目・中ランニング本塁打_050
【3位決定戦・枕崎―大島】6回裏大島一死二塁、2番・中(右)が中越えのランニング本塁打を放ち、9点目


 大野―安田主将のバッテリー、4番・田尾と今大会4強入りの中心になった選手を外し、大島はこれまであまり試合に出られなかった選手も多数出場させた。4安打完封された準決勝の「うっ憤を晴らすような試合をしてくれた」と塗木哲哉監督。14安打12得点でのコールド勝ちはもちろん、今後に向けて数々の貴重な経験が積めた。
 武田涼雅は6番、遊撃手で3試合目の先発出場。大会前から調子が上がらず、背番号6をつけていたが常時スタメンを勝ち取れずにいた。2年生だが「同級生のバッテリーが投げているので、自分たちが中心になったつもり」でこの試合に臨んだ。
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 初回に逆転の三塁打=写真=、三回には雨による1時間50分の中断から再開直後の打席で左越え3ランを放ち、計5打点の活躍だった。「ファーストストライクから積極的に打った姿勢が良かった」と塗木監督。武田は「走者を返せたのは良かったが、その後の守備でエラーをしたのが反省」と満足はしていなかった。
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 2年生右腕・前山龍之助=写真=はこの試合が公式戦初先発。初回3安打を浴び、けん制悪送球で失点するなど、不安定な立ち上がりだったが「捕手の西田が声を掛けてくれてうまく切り替えられた」。雨による長時間の中断もあり、タフさが求められるマウンドだったが、最後まで粘り強く投げ抜いた。同じ2年生左腕の大野の存在が際立った今大会だったが「大野1人に頼っていたら夏は勝てない。自分が9回投げ切れるよう、もっと球速やスタミナをつけたい」と自らの課題を確認できた。
 2週間余りの長期遠征となり、日常生活など野球以外の大切さをチーム全体で経験できた。雨の中断後のグラウンド整備は普段試合に出ている選手たちが担当した。「日頃自分たちがサポートしてもらっていることのありがたさが分かったのでは」と塗木監督。「自分を生かすことも大切だが、彼らが他者を生かすことを覚えたら、このチームはもう1つ上のレベルにいける」と期待していた。

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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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