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11南九州陸上最終日
橋元(川薩清修館)が2冠
鹿南、男子マイルを制す

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 2011年度全国高校総体陸上南九州地区予選会最終日は19日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場であった。
 男子二百は-2・1mに雨という悪条件ながら21秒44の好タイムを出した橋元晃志(川薩清修館)=写真上=が百に続いて二冠を達成した。男子千六百リレーは鹿児島南(角野、関山、亘、下敷領)=写真中=が3分16秒79で優勝。男子三段跳では山田隼司(鹿南)=写真下=が自己ベストを大幅に更新する14m68のジャンプで頂点に立った。女子三千は西山のぞみ(神村学園)が制した。
 各種目の6位まで(男女混成と競歩は3位まで)が全国大会(8月3-7日・岩手)に出場する。

男子二百 ①橋元晃志(川薩清修館)21秒44
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「強さ」の証明
橋元

 「もう一度20秒台を出したい」という橋元の夢は、-2・1mの風と叩きつけるような雨に阻まれた。それでも記録は21秒44と他の誰よりも抜きん出ていた。「県予選の記録がフロックじゃないことがわかって自信になったと思う」(橋元幸公監督)レースだった。
 準決勝の課題だった前半をリラックスして走ることを心掛けた。二百のスプリンターには過酷な向かい風で、カーブの走りが外に振られてコントロールが難しかったが、うまくリラックスして加速し流れを作った。ラスト30mで更に激しい雨に叩きつけられたが力むことなく駆け抜けた。「(コンディションが)悪すぎましたね。雨にぬれてユニホームが重かった」と苦笑いするしかなかった。
 県予選は台風の余波で追い風が吹き、全ての条件がかみ合って高2最速となる20秒91を出した。今大会最も注目を集めたレースは、何かの試練のような悪条件が重なった。期待の好記録は出なかったが、見方を変えれば、その条件でも21秒台前半の記録を出せたことは、強さの証明でもある。悪条件に左右されることなくしっかり走りきれた。8月の東北で、どんな走りを見せてくれるのか、楽しみが広がった。

男子三段跳 ①山田隼司(鹿南)14m68
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跳ぶごとに成長
山田

 最後の試技の前に山田は初めて会場の手拍子を求めた。手拍子のリズムに気持ちを乗せたラストジャンプは自己記録を1m近く伸ばす14m68の大ジャンプ。「14mにひっかけたかなと思ったけど記録にびっくりです。手拍子効果ですかね」とおどけた。
 2回目の13m65を皮切りに、跳ぶごとに記録が伸びていった。心掛けていたのは助走で細かくならず、しっかり踏み込むことと、高く跳んで空中での姿勢に余裕を作ること。上から見ていた後輩のアドバイスに従って、跳ぶごとに助走距離を伸ばしていった。「最後の大会なので悔いを残さないようにしたい」気持ちで臨んだ大会で、自分の成長を確認できた最高の大会になった。

男子千六百リレー ①鹿児島南(角野、関山、亘、下敷領)3分16秒79
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久々の好記録
鹿児島南

 ゴールしたアンカー下敷領は、左手のバトンを高々と掲げ、駆け寄ったメンバーは何度も雄たけびをあげた。「みんなを信じて良いレースができた」と亘航平は納得顔で振り返った。
 昨秋の九州新人戦で3分17秒台を出して以降、記録が伸びなかった。今大会の四百2位の亘、3位の下敷領、四百障害のチャンピオン関山を擁し、力のあるメンバーがそろっている。だが、九州新人以降は誰かが故障などで4人の調子をベストに持っていくことができず、伸び悩んだ。ようやく全員がベストに近い状態で臨めた今大会の決勝レースは「ここで記録を出すしかない」(亘)意気込みで4人の力がひとつになった。
 納得のレースと同時に「インターハイへの目標もできた」(亘)という。「インターハイは予選からこのぐらいのタイムで走ってくるチームがある。もっと力をつけないと」と関山。目標は「インターハイ入賞」と明確になった。指導する濱元良介コーチは「3分14、5秒くらいの力は持っていると思う」と期待していた。

女子二百 ②本村優華(川薩清修館)24秒78 ④川畑桃子(松陽)25秒18
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本村「緊張してたけど、スタートしたら力みなく走れた。後半も力まなかった。県大会からいっしょに走ってきた寺地先輩がケガで欠場して不安だったけど、自分がしっかりして成長した走りをしたいと思った」

感謝の気持ちを込めて
川畑

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 ゴールした直後、川畑は両手を強く握って祈りをささげていた。「今まで本当にいろいろな人に支えてもらったことを感謝しました」。
 今大会は「茨の道」だった。昨年、インターハイ百で4位入賞し、今年は全国制覇を夢見ていたが、2月に左足の足底を痛めてから歯車が狂いだした。調子が上がらないまま迎えた今大会の百は決勝7位で落選。ゴールしてからしばらく動けなかった。気持ちを切り替えて臨んだはずの四百リレーでは、いつも切磋琢磨していた二走の竹中ひかるが右足を故障して転倒。バトンを受け取るはずだった川畑は「何をどうしていいのか分からなかった」。ただ「何としてでもバトンをつなぎたかった。結果は最下位だったけど、バトンをつなげたことで気持ちもつながった」。インターハイのラストチャンスは二百にかけるしかなかった。
 「絶対、大丈夫だから」。いろんな人が励ましてくれた。二百を走れなかった竹中や全国に出られないリレーメンバーのためにも自分が頑張らなければと燃えた。記録は自己ベストに遠く及ばなかったが「インターハイ」への夢はつながった。百の出場権は取った竹中も「いっしょにインターハイにいけるのが何よりうれしい」と喜んだ。「今まで支えてくれた人たちのために、二百で全国優勝して結果で恩返しがしたい」。苦しみ抜いた4日間の最後に新たな夢が見えてきた。

女子三千 ①西山のぞみ(神村学園)9分23秒83 ②中原海鈴(同)9分26秒05 ⑥上原美幸(鹿児島女)9分30秒15
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 西山「千五百のときは悔いの残るレースだったので、自分らしいレースを心掛けた。いつもスタート失敗するので、スタートからしっかり先頭につけて良い位置で走ることを考えた。ラスト200mで思い切って前に出られました」


男子円盤投 ③鮫島剣人(鹿児島商)39m42
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女子百障害 ②上川紗友里(鹿児島)14秒70 ④重信瑠奈(鹿児島)15秒18
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男子百十障害 ②関山真弥(鹿南)15秒16 ⑤浜崎慎也(同)15秒33
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男子三千障害 ⑤野崎健人(鹿児島城西)9分23秒15
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女子七種 ②新山桃子(鹿女子)4301点 ④生田つばさ(松陽)3875点
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女子千六百リレー ②鹿児島女(久保田、東、川野、徳田)3分52秒41


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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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