鹿児島在住のスポーツ記者が発信するスポーツ情報サイト

ギャラリーショッピング
奄美春秋(6月30日付け)
奄美新聞

※奄美新聞に筆者が書いたコラムです。

 関東に住む母方の伯父2人が帰省してきた。向こうに新しく墓を作ったので、鹿児島に眠っている祖父母の遺骨を分骨するという。分骨の儀式も滞りなく終わり、家族そろって食事をしながら、亡き祖父母の思い出話に花が咲いた。
 戦時中、祖父は南満州鉄道の職員として働いており、一家は大陸に渡っていた。伯父2人はいずれも中国生まれだ。終戦間際のソ連軍の侵攻で、祖父はシベリアに抑留された。残された祖母は幼い兄の手を引き、乳飲み子の弟を背負い、必死の思いで日本に引き上げた。もし母親と離れ離れになっていたら、自分たちも中国残留日本人孤児になっていたかもしれない。伯父は、山崎豊子の「大地の子」や孤児の肉親捜しのニュースは他人事に思えないという。
 連続テレビ小説「おひさま」も今ちょうど戦争の時代を描いている。親しい人が次々と亡くなり、悲しみに打ちひしがれる主人公・陽子と親友の真知子、育子たちが「亡くなった人たちの分も自分たちは絶対長生きしよう」と明るく誓い合う姿に胸打たれた。
 改めて戦時中、戦後をたくましく生き抜いた祖父母たちの世代に尊敬と感謝の念がわく。今、不況や震災で日本全体が暗く沈みがちだが、先輩たちがあの焦土の中から立ち直ったことを思えば「こんなことに負けてたまるか!」と勇気が湧いてくる。
スポンサーサイト

テーマ:心の持ち方 - ジャンル:心と身体

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://spokago.blog68.fc2.com/tb.php/407-1a3c345d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック