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球夏2011第1日
被災地にも「本気のメッセージ」、届け!
熱球開幕!

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 第93回全国高校野球選手権鹿児島大会は2日、鹿児島市の県立鴨池球場で開会式があり、夏の甲子園を目指す熱戦が開幕した。
 出場は連合1チームを含む85校84チーム。開会式にはこのうち75チームが参加し、入場行進に臨んだ。開会式では県高野連の大平和男会長が「母校の名前が人々の心に刻まれるような戦いを」とあいさつ。選手を代表して前田竜太郎主将が「野球ができること、生きていること、当たり前のようにさせていただいていることへの感謝の気持ちと強い責任を持ち、全力でプレーし、被災地で頑張っている人にも本気のメッセージが伝わることを願う」と宣誓した。今大会は「がんばろう!日本」をスローガンに掲げ、会場で募金活動をするほか、大会役員、審判員は「がんばろう!日本」のワッペンを胸につけ、各チームのヘルメットにもその文字を入れてプレーする。
 初日は県立、鴨池市民で1回戦5試合があった。九回で同点に追いついた川薩清修館が延長十回にサヨナラ勝ちし、指宿は川内商工に完封勝ちした。鶴丸、鹿児島情報がコールド勝ちし、財部は接戦をものにした。
 第2日は3日、両球場で1回戦6試合がある。


◇2日の結果
・1回戦(県立鴨池)
鶴   丸 8―1 吹   上(8回コールド)
鹿児島情報 10―0 ラ・サール(5回コールド)
財   部 5―2 古 仁 屋
・1回戦(鴨池市民)
川薩清修館 4―3 出 水 工(延長10回)
指   宿 2―0 川内商工

◇3日の試合
・1回戦(県立鴨池)
伊 集 院―大   島
武 岡 台―志 学 館
串 良 商―薩摩中央
・1回戦(鴨池市民)
鹿児島東 ―尚 志 館
有   明―徳 之 島
頴   娃―鹿 児 島
【開会式フォトグラフ集】
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開会式前に功労者表彰された方々

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青空を背に入場行進

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唯一の連合チーム甲陵・明桜館

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出場84チーム中75チームが参加した入場行進

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開会を宣言する佃省三理事長

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この優勝旗を再び手にするのは、果たしてどのチームなのか?

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「がんばろう!日本。今わたしたちができること、やるべきことをこのグラウンド上で精一杯表現し、一瞬の夏、一生の記憶、今大会を人生の宝物となるような大会にすることを誓います」。鹿児島第一・前田竜太郎主将の言葉は多くの人の胸を打った。



◇1回戦①(県立鴨池)
吹 上 000 001 00=1
鶴 丸 000 300 41=8
(8回コールド)
(吹)西野―糸井
(鶴)鎌下―地頭所
・三塁打 落合(鶴) ・二塁打 福山(吹) ・暴投 鶴1 ・野選 鶴1 ・試合時間 1時間59分

「歯がゆさ」の残る試合
鶴丸

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 大事な初戦をコールド勝ちした鶴丸だったが、「歯がゆさ」(地頭所眞人主将)が残ったという。
 開会式直後の開幕戦、夏の初戦…相手のこと以上に緊張感や硬さをどう克服するかが、大きなテーマとなった一戦で全体的に動きが硬かった。エース鎌下晃彰=写真=の好投と4回の落合の三塁打などで先手を取ることはできたが、波に乗り切れない。グラウンド整備直後の六回にはミスが相次いでピンチを招き、1点を返されてなお一死満塁と一打逆転の状況まで追い込まれた。ただ、このピンチを1点でしのぎ切れたことは大きかった。「練習試合でも5回まで完璧で6回に点を取られたことがあった。気にせず粘り強く投げるだけだった」と鎌下。地頭所は軟投派で丁寧に緩いボールを効果的に使って好投した相手投手に対して、じっくり粘って攻撃の口火を切る仕事をした。チームのまさに「原動力」となるバッテリーの頑張りが厳しい試合を勝利に導いた。
 「まだスタートラインに立っただけですから」と鎌下。目標はあくまで甲子園。徳重貴久監督は「悪いところがすべて出たと思えばいい」と前向きに考えている。次の大きな山場・鹿実戦に向けて、残された準備を万全に整える覚悟をナインは固めていた。

◇1回戦③(県立鴨池)
財 部 001 011 002=5
古仁屋 100 000 010=2
(財)村田―酒井佑
(古)泰、貞―永井
・二塁打 白川(財)伊地知、永山(古) ・暴投 古2 ・ボーク 古1 ・試合時間 2時間1分

「一番、楽しい試合」
古仁屋(奄美新聞7月3日付け掲載)

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【1回戦・財部―古仁屋】1回裏古仁屋二死一、二塁、徳重が先制の中前適時打を放つ

 勝つために必要なことをやり切れたかといえば答えはノーだ。負けたのはバント失敗、走塁ミス、守備のミスなどで波に乗れず、好投した泰、貞の1年生投手を盛り立てられなかった。だが「3年間で一番楽しい野球ができた」(野村巌三主将)のも事実だ。
 昨夏の新チームの頃を思えば、鴨池でちゃんと野球ができることだけでも幸せなのかもしれない。3年生が抜けた後、1、2年生6人でチームが組めず、昨秋、今春の県大会に出場できなかった。他校からバッテリーを借りて練習ゲームをするなど、6人でも練習は続けていたが、野村主将は「正直やめたい」と思ったこともあったという。
 だが、誰1人辞めなかった。当時の橋口毅監督が、必死で中学を回って新1年生の部員募集に奔走してくれた。7人の新1年生が入部し、「普通に野球ができる」チームになった。4月から前和樹監督が就任し、悲願の1勝を目指して3カ月間厳しい練習に取り組んだ。
 1年ぶりの鴨池では、緊張して普段通りのプレーができない選手もいた。やる気が空回りした選手もいた。だが、最後まで3人の3年生を中心に声を出し、野球を楽しむ気持ちは忘れなかった。
 野球未経験者の野村は打席でも守備でも大声を出して気合を入れる。プレーで結果を残せず「個人的には悔しい」が「チームとしては満足」という。考えてみれば、九回まで接戦を演じ、最後まで戦えた試合もこれまでなかった。それは誇れることだ。だがそこで満足したらチームに成長はない。「次は1勝できるチームを目指してほしい」と想いを後輩に託した。
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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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