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球夏2011第15日
神村、鹿屋中央、コールド勝ち
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【準々決勝・樟南―神村学園】7回表神村二死二三塁、白澤が右前適時打を放ち、10―3でコールド勝ちを決める

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【準々決勝・鹿屋中央―鹿児島工】6回裏鹿屋一死三塁、下園正がスクイズを決め、7―0とする

 第93回全国高校野球選手権鹿児島大会第15日は20日、鹿児島市の県立鴨池球場で準々決勝2試合があり、神村学園と鹿屋中央がどちらもコールド勝ちで4強入りを決めた。
 七回同点に追いつかれた神村は、その裏に4番本田の中前適時打で勝ち越すなど、6安打を集中して樟南の好投手・戸田を打ち崩し、コールド勝ちを決めた。第2試合は、鹿屋中央が3番野元の中前適時打を皮切りに4連打とスクイズで5点を先取し主導権を握った。投げてはエース戸柱が鹿児島工打線を散発2安打で完封した。
 21日は休養日。第16日は22日、同球場で準決勝2試合がある。


◇20日の結果
・準々決勝(県立鴨池)
神村学園 10―3 樟  南(7回コールド)
鹿屋中央 7―0 鹿児島工(7回コールド)

◇22日の試合
・準決勝(県立鴨池)
10:00 鹿児島実―薩摩中央
12:30 鹿屋中央―神村学園

◇準々決勝①
樟  南 000 200 1=3
神村学園 110 100 7=10
(7回コールド)
(樟)戸田―納冨
(神)久保―久永
・本塁打 竹ノ内(樟)
・二塁打 酒匂(樟)久永2(神) ・試合時間 1時間47分

勝負を分けた「あの1球」
「静かな気持ちで」神村・本田
「直球で抑えたかった」樟南・戸田

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 神村学園と樟南。鹿児島を代表する強豪校同士の対戦は七回裏の「あの1球」が明暗を分けた。
 スコアは3―3の同点。神村は二死ながら二、三塁と得点圏に走者を進め、4番・本田昂熙が打席に立った。初回、先制に結びつく敵失を誘った内野ゴロはあったものの、2、3打席目はスライダーにやられて三振と内野ゴロ。本田としては4番の意地をみせたいところだ。果たして、神村の4番が打つか、それとも樟南のエース戸田隆矢が抑えるか、最大の山場を迎えた。
 勝負は1球でついた。初球の真ん中直球を本田が弾き返し=写真=、神村が2点を勝ち越す。何かが吹っ切れたかのように、神村打線が集中打を浴びせ、一気に決着をつけてしまった。
 「それまで打とう、打とうと力んでいたので、静かな気持ちで打席に立ちました」と本田。当然初球は変化球でくるものと思っていたが「甘い球は逃さない」集中力が決勝打につながった。
 一方、戸田は「納冨のサインはスライダーだった」という。ただ、それまでかわす投球をしていたことがどうしても納得できなかった。一番自信を持っている「直球で抑えたかった」というエースの意地だった。厳しい見方だが、前の失敗を修正し、自分の役割を冷静に果たした方に軍配が上がるのは、当然の結果だったかもしれない。

【熱球譜】(奄美新聞7月21日掲載)
「やるべきことはやり切った」
定岡良樹主将・樟南(住用中出身)

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 同点に追いついた直後の七回裏、一死から戸田が四球を出して、定岡=写真右から2人目=は伝令に走った。次の打者・児玉(金久中出身)は、同じ奄美の選手で、どんなプレーをするかもよく知っている。
 「プッシュバントもあるから注意しよう。ここは全員で守るぞ!」
 バントこそなかったが、児玉には三遊間の深いゴロで内野安打にされる。二死までこぎつけたが、4番本田に中前適時打を打たれて勝ち越された。「力が入ってしまったのかも」。ベンチからは戸田―納冨のバッテリーがそう見えた。それまでこらえていた「堤防」が決壊したかのように、連打を浴びる。押し出しの四球で7点目を与えてから、再び伝令に走った。
 「ピッチャーがきついところだぞ」。そう確認してもう一度同じ言葉を掛けた。
 「全員で守るぞ!」
 その言葉が届かなかったとは思わない。ただ相手に傾いた怒涛の流れは止めることができなかった。「ベンチも含めて悪い流れを止める力のある選手がいなかった。来年のチームはそれができる選手が育ってほしい」。ベンチで仲間を励まし続けながらそんなことを考えていた。
 「一度しかない高校野球。やるなら厳しいところでやりたい」と2つ上の兄・敏毅と同じ樟南を選んだ。4番で甲子園に出た兄のようにプレーヤーとして活躍することを夢見て努力したが、つわものぞろいのメンバーの中で、レギュラーは遠かった。だがその努力する姿勢が部員の信頼を集め、昨年秋から主将の大役を任された。
 強豪樟南としては無念のコールド負けだが「練習も一生懸命やったし、やるべきことはすべてやり切りました。やり残したことはないですね」と胸を張って言い切った。「欲を言えば」少し間を開けて「打席に立てなかったのが心残りですかね」と苦笑い。守備での途中出場はあったが、最後の夏に一度も打席に立てなかったことだけは、ちょっぴり苦い思い出になりそうだ。

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【準々決勝・樟南―神村学園】2回裏神村一死二塁、久永が左越え二塁打を放ち、2―0とする

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【準々決勝・樟南―神村学園】4回表樟南一死満塁、原の犠飛で三走が生還したのに続き、送球が乱れる間に二走・納冨も生還、2―2の同点に追いつく

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【準々決勝・樟南―神村学園】7回表樟南一死、竹ノ内が左越え本塁打を放ち、3―3の同点に追いつく

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【準々決勝・樟南―神村学園】7回裏神村二死満塁、久保が左前適時打を放ち、6―3とする


◇準々決勝②
鹿児島工 000 000 0=0
鹿屋中央 501 001 ×=7
(7回コールド)
(工)福重、江口―高山
(屋)戸柱―東
・三塁打 下園太(屋) ・捕逸 工1 ・試合時間 1時間17分


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【準々決勝・鹿屋中央―鹿児島工】1回裏鹿屋一死一三塁、鳥越が右前適時打を放ち、2点目を挙げる

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【準々決勝・鹿屋中央―鹿児島工】1回裏鹿屋一死一二塁、下園太が中越え三塁打を放ち、4―0とする


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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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