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サブスリー・チャレンジ日記
「走姿顕心」―走りからみえた己の「心」
111211ボンタン①
【スタート地点でSCCの仲間と。右のアンパンマンはめっちゃ速かった!】※写真提供・SCC野上一成さん

 2年ぶりのあくねボンタンロードレースのハーフマラソンは1時間35分24秒で30代男子の28位と今一つの成績だった。過去6回走った中で下から3番目。いろんなことを考えさせられた1日だった。
 今までいろんなレースに出たが、走りながら何かに追われるような、何とも表現しようのない感覚にとらわれ続けていた。入りの1キロは4分4秒といい感じで入れたのに、2キロ以降は落ちる一方。なまじスタートラインに近い位置からスタートして走っていた分、後ろから追い抜かれるばかりだったのが苦痛だった。


※12月11日あった「第28回あくねボンタンロードレース」の体験レポートです。
 人と勝負はしない。相手は自分だけ。周囲の景色に調和し、走ることを楽しもう。過去の良いイメージを思い出そうと、何度自分に言い聞かせても、苦しさが抜け切れない。ボンタンの登り坂を、ラスト3キロ以外きついと感じたことはこれまでなかったのに、今回は前半から登り坂が苦しくてスピードが上がらなかった。5キロが21分20、10キロが43分30秒ぐらいだったろうか。タイムを考えて走る余裕がなかった。
 唯一心の支えになったのはSCCの仲間だった。毎年のことだがボンタンは、折り返してからしばらくは折り返しに向かって走る人たちとすれ違いながら走ることができる。走りながらSCCの仲間を探すことで、苦しい気持ちを紛らすことができた。お互いに声を掛け合うことで、くじけそうな気持ちを奮い立たせることができた。それがなかったら今回は最後まで走り切れなかったかもしれない。
 ラスト3キロの最後の登り坂を上がり切ると、最後の下り坂は「走る」というよりも「走らされている」ような感じでコントロールが利かなくなった。ただ1秒でも早くレースを終わらせることしか考えられない。唯一意地をみせたことがあるとすれば、ラスト5キロすぎぐらいから抜きつ抜かれつしていた10キロの部の中学生っぽいサッカー部員男女を、最後の競技場で抜き去ったぐらい。ゴール直後は「しばらく走らなくていいんだ」という妙な歓びに包まれていた。

 これが「ブランク」というやつなのだろう。昨年3月のランニング桜島以降、本格的なレースに出るのは約1年10カ月ぶり。SCCに復帰して半年近く練習して、だいぶ走る感覚は戻ってきたが、丸2年近くレースに出ていなかった分、「レースを走る」感覚が鈍っていた。そう考えると「復帰レース」としては、まずまずだったかなと納得はできたが、もっとやれるだけの準備はしてきたつもりだったので、残念だった。

 家に帰って、温泉に行く前にプロバスケットボールのレノヴァ鹿児島の試合結果を確認すると、何と格上のアイシンAWに快勝している! ふさいでいた気持ちが一気に晴れた。温泉につかりながらようやく気持ちが落ち着き、冷静にレースを振り返ることができた。「己の弱さと向き合おう」というレノヴァのヘッドコーチの言葉が頭によぎった。
 「走姿顕心」というが、きょうの走りは、僕の心の状態がよく表れていた。自分なりに目標は立てて走っていたけど、その通り表現できないもどかしさをずっと抱えたまま走り続けていた。己の状態を正確に見極めきれず、ただ気持ちだけが前に出ていて、そのアンバランスを最後まで修正できなかった。
・2年近いブランクでレースの感覚が鈍っていた。
・体重83キロでベスト時を3キロ以上オーバーしていた。
・入りのペースが速すぎて、修正が利かなかった。
・「楽しんで走る」という大前提を忘れていた。

 きょうの「惨敗」の要因を箇条書きにするとこんな感じになる。

 いろいろ反省点ばかり述べたが、良いところもあった。登り坂はしっかり走れなかったが、下りと平坦な道では今取り組んでいるしっかり腹筋を意識したフォームで走れた。走った直後は相当きつかったが、温泉につかりながら、足の筋肉の固まっているところを自分で指圧をかけて、リラクゼーションし、家でしっかりストレッチをすると、身体に何の痛みもない。それは今までにない「進化」だ。整骨院「オルタナ」で取り組んでいる身体のコンディションを整える意識が浸透した成果だと思う。
 良いこと悪いこと、いろいろあったが、またこの世界に戻れたこと、ここにたどり着くまでに支えてくれた竹内コーチをはじめコーチ陣や一緒に走ったSCCの仲間に感謝の気持ちで一杯だ。結果が思わしくなかったことで、落ち込むのではなく、もっと頑張るぞとモチベーションが上がったのが何よりの「収穫」。ただ練習で走っていただけでは見えてこなかった課題がはっきりした。上に箇条書きした反省点をどう克服するかが、菜の花までの修正ポイント。まずは体重を70キロ台にすることに真剣に取り組もうと思う。菜の花まで残り1カ月を切った。3時間18分の自己ベストにどれだけ迫れるか、過去の自分を超えることができるか、チャレンジしたい。

111211ボンタン②
【レース後SCCの仲間と記念撮影】※写真提供SCC野上一成さん
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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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