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鹿児島で羽ばたけ!第1回(奄美新聞正月特集)
「自分たちの野球」やり切りたい
新納真哉(神村学園高2年)

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 笠利出身の新納真哉は、今年3月のセンバツ甲子園出場が確実視されている神村学園のリードオフマンだ。俊足好打の1番打者でチームをけん引し、夢の「全国制覇」を目指して、2012年大きく飛躍しようとしている。


 小学3年から野球を始めて、小学時代は内野手、中学校では捕手だった。「自分がどれだけ通用するか」試してみたくて、高校は島を出ることを決めていた。目立った実績は残していないから、私学の特待などの話はない。たまたま中学の顧問に勧められて、選んだのが神村だった。
 近年メキメキと力をつけている強豪校なだけに、チームメートは「つわもの」がそろう。先輩も、同級生も、中学時代に実績を残した選手が県内外から集まっている。そんな学校の野球部に入って「すごい選手たちを見て、自分もいつかあんな風になりたい」と向上心に火がついた。
 ポジションは、それまで経験のある捕手や内野ではなく、外野に回された。「最初は全くコツがつかめなかった」が、1つ上の坂口湧希、白澤隼人ら、昨夏の甲子園出場の原動力になった先輩に学び、懸命に自主練習をこなして上達。前チームでは2年生ながら背番号17でメンバー入りし、代走として甲子園の土も踏んでいる。中心学年になって「甲子園を経験している自分たちがチームを引っ張る」意気込みで、秋の鹿児島、九州の頂点に立った。新納は不動の「1番・中堅手」として活躍した。
 現2年生は基本的な運動能力も高いメンバーがそろっている。170㌢の新納は決して見た目を引く選手ではないが「リズム感、瞬発力、ジャンプ力、バランス、すべての項目でトップレベルにある」とチームのトレーニング指導者は言う。
 特筆すべきは、トップスピードに乗る加速の良さ。直線の100㍍を走るのは「実は苦手」だが、ダイヤモンド1周のベースランは14秒3とチームNO1。元々の運動能力に加えて、高い走塁センスを磨いたことで1番に定着した。秋の大会は重要な場面で何度も盗塁を決め、チームに足で流れを引き寄せた。
 11月には、各地区大会を制した優勝校が集まる明治神宮大会に出場し、初戦で優勝した光星学院に延長サヨナラ負け。接戦だったが「打力がすごかったし、あらゆる面で自分たちより上だった」。チームメートは悔しくて大泣きしたが、新納は涙をあえて流さなかったという。「センバツで絶対見とれ!」と向上心に火がついた。
 甲子園は「自分たちの野球をすれば結果はついてくる」と信じている。昨夏、甲子園には出たが「神村の野球」ができなかった。その借りをまず返す「第1ラウンド」となるセンバツに向けて、この冬は、厳しいトレーニングをやり遂げる覚悟だ。
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 【メモ】にいろ・しんや。1994年8月31日生まれ。笠利小、笠利中卒。170㌢、65㌔。17歳。


2012・鹿児島で羽ばたけ!
奄美出身アスリート

 毎年多くの奄美出身のアスリートたちが、鹿児島にやってくる。夢を求め、より高いステージで飛躍するために、一念発起して故郷を離れ己を磨く旅に出る。今回はプロバスケットボール選手の肥後剛(奄美高出身・レノヴァ鹿児島)、野球の新納真哉(笠利中出身、神村学園高)、陸上の久保愛結美(金久中出身、鹿児島女高)の3選手にスポットを当て、2012年にかける想いを聞いた。
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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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