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第25回県地区対抗女子駅伝
鹿児島、大会新で初V
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 第25回県地区対抗女子駅伝大会は1月29日、霧島市の隼人運動場を発着点に国分下井を折り返す6区間21・0975㌔のコースで、県下12地区の女性ランナーたちが健脚を競った。レースは鹿児島が1時間10分22秒の大会新記録で初の栄冠に輝いた。
 鹿児島は1区で上原(鹿児島女高)が区間新記録で好スタートを切ると、一度も首位を譲らなかった。2位は肝属、3位は川薩だった。


【総合成績】
・順位 ①鹿児島(上原、池満、小原、中村、神園、石窪)1時間10分22秒=大会新 ②肝属 1時間10分37秒 ③川薩 1時間11分56秒 ④出水 ⑤大島 ⑥姶良 ⑦曽於 ⑧川辺 ⑨日置 ⑩熊毛 ⑪揖宿 ⑫伊佐


※成績の詳細はこの文字をクリック!

「悔しさ」ばねに初優勝
鹿児島

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 過去2位6回といずれも「あと一歩」で優勝を逃してきた鹿児島が大会新記録で初の栄冠に輝いた。神園莉緒主将(鹿銀)は「ずっと目標にしていた初優勝ができてうれしい」と満面に笑みが浮かんだ。
 1区・上原美幸(鹿児島女高)の好走がチームに力を与えた。先の都道府県駅伝でも1区の大役を任された上原は「あの経験があったから、勇気を持って前に出られた」と序盤から積極的に前に出た。2位に26秒差の12分38秒、区間記録を10秒縮める快走に「気がついたら自分のレースができていました」と笑顔がのぞく。2区以降も1度も首位を明け渡すことなく隼人・国分路を駆け抜けた。「4区までは余裕をもってタスキ渡しが見られた」小山田和良監督(武中教)だったが、5区でライバル肝属が驚異的な追い上げをみせてきて「アンカーの1㌔地点までは不安だった」という。だが2㌔地点でアンカー石窪佳奈が追われるプレッシャーを感じさせない安定した走りをしているのをみて「優勝を確信した」。
 過去4大会は2位、4位、3位、2位と上位にはいたが、中々優勝に届かずにいた。中でも「昨年、優勝候補に挙げられていながら2位に終わった悔しさがばねになった」と小山田監督は勝因を語っていた。

「力は出し切った」
目標達成まであと一歩
大島(奄美新聞掲載)

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 「本当に『あと一歩』でしたね」。大島の森山武久監督は悔しさと充実感の両方が混じった正直な心境を話した。目標の「Bクラス優勝、Aクラス入り」にいずれも「あと一歩」で及ばなかったが「選手は持っている力を出し切ってくれました」と惜しみない賛辞を送っていた。
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 ハイレベルなレースだった。1区の西田=写真左から2人目=は、都道府県駅伝でも1区を走った上原(鹿児島)が1人飛び出した中で、2位集団に食らいついた。神村学園の後輩5人と競った中で「引っ張る自信はなかったので、最後までついていこうと思った」と144㌢の小柄な体で好位置につけ、2位集団のほぼ真ん中でタスキをつなげたことが、後続に良い流れを作った。
 2区の前里聖子主将はライバル川薩の予想以上の快走に面食らうも焦らず、自分の走りを心掛け、5位をキープ。3区以降は4位と1分以上の差があり、「独り旅」を強いられる苦しい展開だったが「前との差を少しでも縮めよう」と懸命の走りで国分・隼人路を駆け抜けた。
 Bクラス優勝、Aクラス入り、躍進賞とも予想以上の快走をみせたライバル川薩に持っていかれた悔しさは、確かにある。だが中学生、高校1年生が主体ながら、持てる力を出して過去最高記録を出した手応えもつかんだ。「次につながるステップになるレースができました」と前里主将は実り多き大会を振り返っていた。

【大島選手ひとこと】
 1区(4㌔)西田美咲(鹿屋体大、赤木名中出身)
 プレッシャーもあったけど、何とかついていけて、高校時代の自分の記録に1秒勝てた。自信になるレースができました。
 2区(3㌔)前里聖子(県大島支庁) 「大島頑張れ!」の声援がものすごい励みになった。川薩に離されてしまって、もっと力を出せたと思うけど、他のみんなが頑張ってくれました。
 3区(3㌔)奥あぐり(朝日中) 前との差を少しでも縮めようと前半から飛ばした。残り500㍍で失速して設定タイムに大きく届かなかったのが悔しい。思った以上に川薩が良かった。来年また頑張りたい。
 4区(4・0730㌔)友生有紀(大島高) 前との差があって、どういう感覚で走っていいか分からず、動けなくなった。他の強豪校の選手が合宿とかで頑張っていた正月の練習不足が出た。来年はしっかり練習して1人でも走れる選手になりたい。
 5区(3㌔)野竹ひなの(赤木名中) 後ろは気にせず、前だけ見て走れた。楽しく走れて良かった。
 6区(4・0245㌔)久保愛結美(鹿児島女高、金久中出身) 少しでも前に近づこうと頑張ったが、中々前が見えなかったので、終盤は自分との戦いだった。中学生の時とは責任感が全然違う。来年は確実にBクラス優勝、Aクラス入りを果たしたい。

「楽しく走れた」
大島・野竹


 大島の敢闘賞は5区を走った野竹ひなの(赤木名中)が受賞した。
 「中学最後のレースなので悔いのない走りをしたい」と意気込んでいた。タスキを受け取ったときは、4位・出水と1分30秒近い差があったが「後ろは気にせず、前だけ見て少しでも縮められるように頑張った」。順位を上げることはできなかったが、4位との差を43秒差まで縮め、区間3位となる10分4秒でアンカー・久保につなぐことができた。
 「大島を応援してくれる人が大勢いて、気持ち良く楽しく走れました」と野竹。卒業後は久保と同じ鹿児島女高に進学する予定。「応援してくれる人に感謝の気持ちを忘れず、走りで恩返しできる選手になりたい」と今後の抱負を語っていた。

「選手に力をもらった」
奄美会

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 今年も霧島、姶良、加治木など会場近い地域の奄美会のメンバーらが大勢応援に駆けつけ、選手の力走に力を与えた。
 発着点となった隼人運動場では霧島奄美会のメンバーら約20人が横断幕やのぼりを設置。畑秀夫会長は「天気が良くて、準備をしていたら汗をかきました。今年は力がある選手がそろっているので楽しみ」と期待していた。沿道では奄美会のメンバーらがチヂンや指笛、太鼓などを鳴らして声援を送った。前里聖子主将は「『大島頑張れ』の声援がずっと続いて励みになりました」と感謝する。
 チームは目標のBクラス優勝、Aクラス入りはあと一歩で及ばなかったが、過去最高タイムで5位と健闘。レース後、森山監督や選手らがお礼のあいさつに訪れると、畑会長は「皆さんの頑張りを見て、今年もまた頑張ろうと元気をもらえました」と言葉をかけ、集まった全員が惜しみない拍手を送っていた。
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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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