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鹿実VS薩摩中央―「番狂わせ」の真実・第17回
糸口、見出せず
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薩摩中央打線は五回まで鹿実・野田から1安打しか打てず、攻略の糸口が見出せなかった

 薩摩中央は、基本的に投手を中心にした守りの野球を信条にしている。だが、勝つためには野田から1点でも、2点でも取らないことには勝機は見出せない。
 準々決勝まで5試合のチーム打率は3割5分。興味深いのは、今大会は低反発球の影響か大会を通じて11本しか本塁打が出ていない中で、うち4本を薩摩中央が放っていた。打率4割の鹿実には及ばないまでも、決して引けを取らないだけの数字は残している。1番から5番まで左打者が並び、スタメン6人が左打者の薩摩中央打線が、鹿実の超高校級左腕・野田をどう攻略するか。しかし、一回から五回までは二回の二死満塁以外はすべて3人で片づけられ、ヒットはわずかに1本。攻略の糸口がなかなか見出せない序盤だった。

 初回、先頭の小俊雄は三ゴロ。2番の宮脇は空振り三振に倒れている。
 「カウントが3ボール2ストライクになって、内角に直球が来ることは分かっていた」と宮脇。だが「思い切り振ってライト前、センター前に持っていくイメージはできていたのに、空振りしてしまった。今までいろんな投手と対戦したけど、コースが分かっていて空振りしたのは初めて。あまりの速さにびっくりしました」と正直な感想を語る。打順は2番だが、チーム内での打撃センスは高く、3、4番を打たせてもいい力を持っている宮脇でさえ、立ち上がりの野田の出来は想像以上だった。
 二回表の先頭打者・富満は「左打者からすると、球離れが良いからいきなりボールが来る感じがするんです。1打席目の四球になったボールは、きっちり見送ったというよりは手が出なかった感じでした」という。「球離れが良い」とは投手がボールをギリギリまで長く持ってから、リリースすることをいう。下半身の強さ、粘りと腕のしなやかさ、投球センスを擁する。左打者にとって不利といわれる左投手の上に、ボールの出所が見にくいとなると、攻略はより困難になってくる。
 ただ、右打者の7番・崎山は初球を見送って「意外と見やすい。もしかしたら打てるかも」と感じた。2球目、甘く入ってきた変化球に「ポンと合わせたら、うまくライト前に転がっていった」。それがチーム初安打であり、五回までに出た唯一のヒットだった。二回は2つの四球と崎山のヒットで二死満塁と先制の好機を作ったが、9番・井手原賢也が初球を詰まって一ゴロ。五回までの前半は、チャンスは作ったこともあったが「野田を攻めている」手ごたえまではつかめなかった。
(続く)
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テーマ:野球 - ジャンル:スポーツ

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2012/04/19(木) 04:05:24 | まとめwoネタ速suru