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12年度県高校総体陸上最終日
上原(鹿女子)が県高校新・女子三千
橋元(川薩清修館)は大会新・男子二百

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 2012年度鹿児島県高校総体陸上最終日は6月3日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場であった。
 女子三千は5月の日本ジュニアユース選手権覇者の上原美幸(鹿児島女)=写真上=が9分6秒91の県高校新記録で優勝した。男子二百の橋元晃志(川薩清修館)=写真中=は自身の持つ大会記録を0・01秒縮める20秒90で順調な仕上がりぶりをアピールした。男子千六百リレーでは鹿児島玉龍=写真下=がゴール直前で逆転優勝だった。
 各種目の上位6位(※男女競歩と混成競技は4位)までが南九州大会(6月14―17日・宮崎)に出場する。


大会の詳細な記録はこちらへ!
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女子三千 ①上原美幸(鹿児島女)9分6秒91=県高校新、大会新 ②中原海鈴(神村学園)9分15秒04=大会新
イメージ通りの走り・上原

 上り調子の2年生・上原美幸の勢いが止まらない。これまでの大会記録を8秒67、県高校記録を1秒76縮めた。「9分6秒台のタイムが出るイメージをしていてその通りに走れた。本当に出せたのは信じられない」と感激していた。
 序盤から強気の走りで引っ張った。1周71秒のハイペースで先頭をひた走る上原に、神村学園の中原、西山、永吉が闘志をむき出して食らいつく。追われている感覚はあったが「周りの応援があたたかくて、いろんな人の励ましが力になった」。周を重ねるごとに1人ずつ引き離していき、最後までついていた中原もラスト2周を過ぎたところで離れた。スパートをかけたわけではない。最初から最後まで自分らしく走り抜けた。
 5月の日本ジュニアユースで優勝してから「ポイント練習などで思うようなタイムが出せなくて苦しかった」という。本人は否定するが「追われるプレッシャーは相当あったと思います」と立迫俊徳監督は言う。食欲がなくなり体重が落ちた。大会前はしっかり食事をとって体力をつけ、コンディションを調整して臨んだレースだった。苦しみを乗り越えて、勝ち切ったレースは「100点、いや120点の出来」と立迫監督。3月のアジアクロカン、5月のジュニアユースを制し、この大会でもランキング上位に相当する記録を出したことで周囲からの注目も俄然上がってくる。「結果が求められるようになってくる。チームのみんなの分の想いも背負って、南九州、インターハイを頑張りたい」。153㌢の小柄な身体に大きな夢を背負う覚悟を決めた。

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男子二百 ①橋元晃志(川薩清修館)20秒90=大会新
大いなる0・01・橋元

 昨年、橋元自身が作った大会記録を0・01秒縮めただけだが、その意味するところはとてつもなく大きい。「向かい風でも20秒台が出せた。インターハイに向けて自信になった」と力強く振り返った。
 会場の注目を一身に集めたレースだった。誰もが鹿児島から全国の頂点を狙う逸材がどれくらいのタイムを出すのかに注視していた。降灰や小雨、向かい風といった悪条件が朝から続いていた中で「風さえ吹いてくれれば」というのが共通の願いだったことだろう。ただ、橋元は条件が悪いことを想定していた。「インターハイで勝つためには、向かい風の中でも20秒台を出しておきたい」。その一念で集中力を高めていた。
 スタート時、午前11時20分。風は-0・1m。向かい風だが気にならない程度だ。スタートからコーナーワーク、カーブを過ぎてからの加速、フィニッシュまでイメージ通りの走りができた。橋元幸公監督は「昨年の記録は追い風(+1・9m)に乗ったもの。向かい風の中でこのタイムが出せたのは力がついてきた証拠」と言う。全国をにらめば、織田記念の百で10秒23の日本高校新を出した大瀬戸一馬(福岡・小倉東)や、伸び盛りの2年生・桐生祥秀(京都・洛南)ら強力なライバルがひしめき、インターハイの男子スプリントはハイレベルな混戦が予想される。完ぺきに近いレースだったこの日も「冬季で鍛えた筋力を走りで出せていない」と反省を忘れない。目指すは「心技体、すべての面で自分の持っている最高のパフォーマンスを出す」ことで全国の頂点に立つことだ。

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男子千六百リレー ①鹿児島玉龍(溜、安田、西田、山本)3分19秒75 ②鹿児島南(前田、川畑、越川、西田)3分19秒77
ゴール直前、逆転勝利!・鹿玉龍

 長らく鹿児島南の独壇場だった男子マイルに「伏兵」が現れた。先頭を行く鹿南をゴール直前で鹿児島玉龍がとらえ、0・02秒差の逆転勝利。立役者のアンカー山本泰暉は「負けたと思っていたので、まだ信じられません」と目を大きく見開いた。
 三走までは鹿南が一歩リードし、鹿玉龍は川薩清修館と2位争いをしていた。バトンを受けた時点では山本も「川薩清修館について3位以内に入れれば」と考えていた。残り150mになったところで「鹿南の選手のペースが落ちたような気がした」。四百障害覇者でもある山本は後半の強さには自信を持っていた。残り50mで追いつき、デッドヒートに。最後は足がもつれた鹿南の選手に弾かれるように僅少差でゴールに飛び込んだ。
 一走の溜は八百が専門の選手。「短距離じゃない溜が頑張ってくれた」(山本)ことでチームの闘志に火がつく。中学時代、全中の四百で7位に入りながら高校では故障に泣き続けた安田が二走で復活の走りで勝負をかけ、三走・西田がつなぎ、四百、百障害を制したエース山本が全員の気持ちを受け継いだ。「玉龍の歴史に残る走りができた」と喜んだ。

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女子七種 ①重信玲奈(鹿児島)4242点 ②重信瑠奈(同)4050点 ③白澤花穂里(薩南工)3778点
 重信玲奈「(大会記録まで50点届かず)初日に得意の百障害でベストより1秒近く遅れ、走り高跳びも148㌢しか跳べなかった。二百と砲丸で自己ベストが出たのは良かった。1種目目からしっかり記録を出せるように頑張りたい」

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女子二百 ①八木優貴乃(鹿児島女)25秒74 ②大漉真衣(川薩清修館)25秒76 ③前原まどか(出水)25秒77

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女子八百 ①岸良美周(神村学園)2分15秒29 ②高木結加(鶴翔)2分15秒93 ③前之原瑠衣(神村学園)2分16秒01

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女子百障害 ①大村美香(鹿児島南)14秒48 ②重信瑠奈(鹿児島)14秒49 ③内之倉由美(甲南)14秒93

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男子百十障害 ①山本泰暉(鹿児島玉龍)15秒19 ②安栖遼太郎(鹿児島)15秒36 ③浜崎友輔(鹿児島南)15秒50

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男子三千障害 ①瀬戸口文弥(鹿児島商)9分22秒22 ②新地生和(鹿児島実)9分29秒76

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女子千六百リレー ①鹿児島女(安藤、苑田、八木、鶴留)3分54秒23

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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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2012/06/07(木) 18:03:06 | まとめwoネタ速neo