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2012夏、甲子園テレビ観戦レポート
神村、接戦を制す
左腕・平藪が好リリーフ

120813神村平藪
◇2回戦
神村学園  020 100 000=3
智弁和歌山 000 200 000=2


 神村学園は苦しみながらも智弁和歌山に競り勝って、5年ぶりの夏初戦突破を果たした。
試合後のインタビューで感極まって言葉が最初に出なかった山本常夫監督の姿が印象的だった。「智弁和歌山に勝った」ことがよっぽどうれしかったのだろう。「選手たちも小さい頃からテレビで見て憧れのチームだった」と山本監督。戦力はいろいろあっても、8年連続甲子園出場という記録を作り、甲子園勝利数NO1の高嶋監督率いるチームのネームバリューは相当なものがあったと思われる。

 内容的には、神村らしさとは程遠かった。打線が線としてつながったのは序盤だけで、4回以降は相手の左投手を攻略しきれなかった。特に左打者が最後までボールを見極めきれていなかった印象がある。先発した柿澤もボールが高めに浮きがちで、ヒットこそ3本しか打たれなかったが、ベースラインギリギリに立ってインコース攻めを封じた智弁打線にしっかりとらえられていた。例年の「強打の智弁」からするとチーム打率は低いが、そのあたりの工夫はさすがだと感じた。県大会決勝から登板間隔が空いたのと、前日にMBCラジオで聞いたところによると、体調を崩していたというから、その影響もあったものと思われる。

 勝利の立役者は何といっても2番手の平藪だろう。「センバツや県予選でふがいない投球をした借りを返したかった」とコメントしていた。そんな気持ちが投球に出ていた。テンポがいつも以上に早かったが、決して「投げ急ぎ」にならず、しっかり下半身のためを作ることを意識した投球ができていた。直球は130㌔台だが、県予選まではあまりみせなかった90㌔台のスローカーブかチェンジアップをうまく使って、いつも以上に緩急の差を出していた。先制タイムリーを打った二河や永尾、中園といった右打者と、左打者で唯一しっかりボールをとらえていた田中あたりの活躍が光った。先制点につながった二死二塁からの遊ゴロで二走・永尾がタッチアウトを狙った遊撃手のグラブをギリギリですり抜け、野選をとったあたりの走塁に神村らしさが出ていた。

 次はいよいよ光星学院(青森)と対戦する。センバツ前、「明治神宮大会で敗れた借りを返したい」と監督も選手も話していた。そんなチームと甲子園で再戦するという最高の舞台装置が整った。初戦の出来は50点ぐらいだろうが、1つ試合を経験したことでいろんな修正点がみえて調子を上げていくことはできるだろう。3回戦屈指の好カードになることは間違いない。

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テーマ:高校野球 - ジャンル:スポーツ

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