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コラム「寄り道」第10回
ちょっとした「漱石論」
読書の秋_035
 「読書の秋」ということで今、夏目漱石の「吾輩は猫である」を読んでいます。
 漱石といえば、写真の背景にあるポプラ社の「子ども人物伝記」に掲載されているこの扉絵が小学生の頃妙に心惹かれて、小学4年の文集に「将来は甲南高校に行って作家になる」と書いたことを覚えています(なぜ甲南かは父の母校だったから!)。厳密には「作家」ではありませんが、ものを書く仕事をしており、この扉絵のようにうず高く本やら書類が積まれた仕事場にいるわけですから、つながりはあったわけですね。


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 中学2年の頃、角川文庫の「坊ちゃん」にはまりました。一本気な正義感あふれる熱血漢の生きざまに胸のすく想いがして、何度も何度も読み返しました。その頃の「バイブル」といっても過言ではありません。
 漱石の本はちょうどこの頃、「猫である」をはじめ「硝子戸の中」「草枕」「倫敦塔」など文庫本で買っていましたが、中学生にはとっつきにくかったのか、最後まで読み切ったのは「坊ちゃん」だけでした。
 今ようやく双璧の代表作の片方を読んでいますが、やっと面白く感じて読めるようになりました。ポプラ社の伝記には「文学とは何か?」を求めて苦悩する漱石の生き様が描かれています。「坊ちゃん」は漱石の初期浪漫主義の代表作といえる作品ですが、文庫の解説が書いているように「漱石はこの快さに酔っただけでは終わらなかった」。敵役である「赤シャツ」たちが住む芸術家の世界を称える唯美派作品の「草枕」も書いているし、「猫である」は猫の眼を通して、明治時代の俗物紳士たちの珍談・奇談を落語のような文体で面白おかしく書いています。最終的には「則天去私」に行き着くわけですが、そこに至るまでの過程を、様々な作品を通して感じ取るのも秋の夜長の一興と思っています。


シンクロ体験
作文_025
 朝、甲突川仲間のS君のフェイスブックに「忙しくなるように頑張ります」とあったので「『忙しい』という字は「心」が「亡」くなると書くのです」と突っ込みを入れました。
 午後、仕事場でPCに向かいながら、ふと何気なく後ろの本棚を振り返ると、「みんなのふくし」と題した文集が目に留まりました。高校2年の時の県福祉作文コンクールの入賞作品が掲載された文集です。こんなものが本棚にあったことさえ覚えていなかったのですが、開いてみて再度仰天! 僕の作文も収録されていました。
 「ステッキをついた少年」と題して、通学路で出会う盲学校の少年をからかう小学生に怒りを覚えつつ、何もできなかった自分にも鋭い刃を向けています。更には、当時幼稚園児だった一番下の弟の「遊ぼう」という申し出を「忙しいからダメ」と断った自分を反省。ここで鈴木健二著「気配りのすすめ」からの引用で「忙しいという字は心が亡くなると書く」を使っていました。「忙しい」をめぐる朝と昼のシンクロニティーはいったい何なんだと感慨深いものがありました。
 それにしても17歳の僕が書いた作文は、まるでジャックナイフです。「坊ちゃん」の名残で、強い正義感を持っているのは良いのですが、やたらと人にも、自分にも鋭い刃を向けて遠慮なく切っています。ちょっと痛々しいくらいです。

 分刻みで動く「忙しさ」にまぎれて何でもない気くばりのできない現代人の何と多いことか。自分の得になるものばかり追い求めて他人のことなどかまってられるかとボヤく現代人の何と多いことか。みんながみんな小さな気くばりができるようになったら、社会福祉は下に言葉がついて「社会福祉問題」とはならないだろう。
 37歳の大人から見ると、思わず赤面しそうな力の入った文章です。ただ17歳の瑞々しい感性は郷愁を誘うものがありました。


応援したい「タイアップ」
アップルカスタード_035
 ファミリーマートで「アップルカスタードタルト」なるものを購入。最近CMが流れていますが、鹿児島純心短大の同窓会50周年記念ということで、ファミリーマートとのコラボで作ったとか。SCC会員でラジオパーソナリティーをされている福元ゆみさんがフェイスブックで紹介していました。
 パターンはいろいろありますが、最近はこの手のコラボを本当によく見かけるようになりました。農業系や商業系の学校とタイアップしてパンやスイーツなどを商品開発して売り出しています。話題性はあるし、高校生にとっては実際の商品開発やビジネスの感覚を学ぶ絶好の機会になるでしょう。こういう「地域密着」の発想は応援したいですね。
 そんなことを考えながら、車でμFMの「ミューズカフェ」を聴いていたら、池田パンとのコラボで「パン ドゥー トロワ」なるパンが11月の1カ月間期間限定で発売されるとか! これは買うしかないでしょうと思いつつ、きのうからやたらこの手の「シンクロ体験」が続くのはいったい何なんでしょうか?(笑)
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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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