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第26回県地区対抗女子駅伝(奄美新聞掲載)
大島、Bクラス制覇!
濵﨑(赤木名中)が5区区間賞

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 第26回県地区対抗女子駅伝大会は1月27日、霧島市の隼人運動場を発着点に、国分下井を折り返す6区間21・0975㌔で健脚が競われた。大島は1時間13分13分18秒で5位。前回大会の5―8位(大島、曽於、川辺、姶良)の4チームで争われるBクラスを制した。
 大島は1区で西田(鹿屋体大、赤木名中卒)が上位集団の5位と、好スタートを切った。2区で7位と順位を落とすも、3区の奥(朝日中)、4区・有馬(鳳凰高、和泊中卒)が一つずつ順位を上げ、5区・濵崎(赤木名中)は一般選手も混じった区間で区間賞の走りで、順位を3位まで押し上げた。最終的には5位でフィニッシュだったが、過去4大会連続あと一歩で逃してきたBクラスの頂点に立った。各チームから1人ずつが選ばれる敢闘賞は濵崎が受賞した。
 大会は、2区で首位に立った肝属が2年ぶり8回目の総合優勝。2位・鹿児島、3位・川薩と続き、Cクラス優勝は日置だった。

想いつないで「悲願」達成
各自が役割冷静に果たす
大島

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 大島の森山武久監督は、レースで使った白いタスキを握りしめながら、こみ上げてくる感動をかみ締めた。「1人1人がそれぞれの役割を、冷静に果たしてくれたことが、ひしひしと感じられた」レースに想いを馳せていた。
 1区・西田は2位に3秒差の5位と好発進。なるたけ上位でタスキをつなぐ1区の仕事をやり切った。2区では、初出走の瀧田美和乃がチームと自分の想いをぶつけた。病で走れなくなった母・川照美さん、故障で県下一周を断念した弟・翔太君の分まで国分路を「全力疾走」した。順位は2つ落としたが、前が見える位置でつないだことが、後続の中高生に勇気を与えた。
 3区の中学生・奥は「都道府県駅伝を走れなかった悔しさ」をぶつけた。有馬は奥が必死の走りで順位を上げたことを胸に刻んだ。「抜きたい気持ちでだけで走った」と折り返し手前で前を行くBクラス争いのライバル・曽於を抜き去った。濵崎は区間賞の走りで3位まで順位を押し上げた。アンカー朝は、順位を落としたことに悔し涙を流すも、Bクラスのライバルには負けなかった。
 「大会の前日にしか全員がそろうことはないけれど、離れていても心は一つで、チーム一丸で勝ち取ることができました」と西田は言う。走った6人だけでなく、サポートのメンバー、スタッフ、沿道に駆けつけた奄美会の応援…「オール奄美」の力が「悲願達成」の後押しをしてくれた。

「チームに貢献できた」
濵崎

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 大島の敢闘賞は、5区の濵崎優汐が受賞した。「区間賞の走りで、チームのBクラス優勝に貢献できて良かった」と充実のレースを振り返った。
 4区の有馬が、Bクラストップの5位まで順位を上げた気持ちを引き継いだ。「前だけをみて」とはやる気持ちを冷静にコントロールし、序盤300㍍は抑え気味に入ったが「身体がどんどん動いて、気づいたら前に出ていた」。タスキを受け取った時点で30秒以上あった4位・川薩との差をみるみる縮め、中間点付近で前を行く川薩、出水を抜き去った。今大会から中学生も走れるようになった5区で、一般、高校生を抑えて中学生で区間賞の快挙を成し遂げた。
 先の全国都道府県駅伝では鹿児島代表で走った。中学卒業後は地元の高校に進学し、競技を続ける。目標とする選手は「鹿児島代表の1区で区間賞をとった上原美幸さん」と言う濵崎は「走るのが大好き。上原さんみたいな大きな走りのできる選手になって、インターハイを目指したい」と夢を語っていた。

「元気を10倍もらった」
奄美会

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 毎年恒例の霧島、加治木、姶良の地元・奄美会の声援も「悲願達成」の強力な「援護射撃」になった。
 レース前日には、霧島奄美会の濵畑秀夫会長らがチームの宿舎を訪れ「当日はのぼりとチヂンで後押しするから頑張って!」と激励した。「応援団長」を自任する勝秀成さんは故郷を離れて40年以上になるが「いくつになってもこの応援が楽しみ。順位は関係ない。応援すればするだけ、勇気をもらえる」と自前のチヂンで選手を鼓舞した。
 応援の力もあって、チームは見事Bクラス優勝を達成。勝さんは「元気を10倍もらった」と感無量の様子だった。

【選手ひとこと】
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 1区(4㌔)西田美咲(鹿屋体大、赤木名中卒) やっとBクラス優勝できた。大会前日にしか全員がそろわないけど、心は一つだった。1区3位以内の目標が達成できなかったのは力不足。来年もまた1区で走りたい。
 2区(3㌔)瀧田美和乃(ケアセンターきらら) 監督さんの指導のもと、チームのみんなが全力疾走した。順位は落としたけど、100%の力は出し切れた。1本のタスキをみんなでつなげた。
 3区(3㌔)奥あぐり(朝日中) 前半から積極的に飛ばして1人抜くことはできたけど、ラスト1㌔で失速した。後半のスタミナ不足が今後の課題になった。
 4区(4・0730㌔)有馬ほのか(鳳凰高、和泊中卒) 相手は関係なく「抜きたい」という気持ちだけだった。タイム的には良くないけど、今の自分の力は出し切れたと思う。
 5区(3㌔)濵崎優汐(赤木名中) スタートしてから300㍍ぐらいは慎重にいったけど、身体がどんどん動いて前に出られた。区間賞でチームに貢献できて良かった。
 6区(4・0245㌔)朝絵美莉(樟南高、赤徳中卒) 3位でタスキをもらったのに、順位を2つも落としてしまった。身体が動かなかったわけじゃないけど、まだまだ大きな舞台で力を出せない弱さを感じた。もっと力をつけたい。
 武田美幸(和泊町役場) 大島チームは初めてで、場所も離れたところにいるけれど、みんながチームの一員として受け入れてくれた。チーム一丸でBクラス優勝を勝ち取れた。
 久保愛結美(鹿児島女高、金久中卒) 初めてサポートをしてみてその大変さを学ぶことができた。来年は自分が走ってBクラス連覇、Aクラス入りに貢献できるようになりたい。
 野竹ひなの(鹿児島女高、赤木名中卒) 自分は走れなかったけど、Bクラス優勝できてうれしかった。チームのレベルが上がったのを実感できた。
 野村朋美(南大島診療所) 選手の自己管理もできていたし、それぞれが目的意識を持って、上達したことを実感できた。次のステップにつながる走りができた。

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テーマ:陸上競技 - ジャンル:スポーツ

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