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九州地区大学野球選手権第3日
第一工大無念!
延長13回逆転サヨナラ負け

130516東海大九州サヨナラ_035

130516第一工大2点目_035
 第89回九州地区大学野球選手権大会第3日は5月16日、鹿児島市の県立鴨池球場で準決勝2試合があった。
 第一工大(鹿児島1位)は東海大九州(熊本1位)と対戦。1―2と1点ビハインドで迎えた九回に代打・伊宝(樟南二高卒)が敵失で出塁し、暴投で生還して=写真下=同点に追いついた。延長に入って押し気味に試合を進めた第一工大は十三回、二死満塁で代打・神谷の左前適時打で2点を勝ち越した。このまま勝ち切るかと思われたが、その裏二死から4連打を浴び、4―5でまさかの逆転サヨナラ負けだった。
 最終日は17日、同球場で東海大九州と日本文理大(大分1位)の決勝戦がある。


◇準決勝①
第一工大 000 001 001 000 2=4
東海大九州 000 110 000 000 3=5
※延長13回
(一)平良、川島、國場、比嘉―奥薗、中嶋
(東)坂本、野口、池田、山田、荒牧―松本
・二塁打 田中、仲間、有川、原(一)松本(九)・試合時間 3時間50分

「みんなのおかげ」
小湊

130516-10東海大5点目_035
 延長十三回裏、殊勲のサヨナラ適時打を放った小湊将輝(鹿児島南高卒)=写真=は「つないでくれたみんなのおかげです」と感涙を抑えられなかった。
 十三回表、左翼の守備では、必死にダイブして捕りにいったが、わずかに及ばず2点を勝ち越された。その裏も併殺で二死となり万事休すと思われたが、逆転勝利を信じて疑わないナインの気迫はむしろ高まった。鹿南高の後輩・中辻の右前打を皮切りに3連打を浴びせて1点差とすると、これまで5打席無安打だった小湊が「絶対に打ってやる」気迫で一二塁間への内野安打。二走・池島が懸命のヘッドスライディングで間一髪生還し、劇的な勝利をつかんだ。
 慣れ親しんだ鴨池での晴れの舞台には、多くの地元の声援があった。中でも「中学の時から病気で入院している弟・颯士のためにも頑張りたかった」という。新チームの頃から「今年は弱い」と言われていたことを見返したい想いもあった。何より「日本一を目指す」高い志が劣勢を跳ね返す原動力になった。

野球の奥深さ痛感
「力はつけているのだが…」
第一工大

130516-2工大・比嘉_035
 「これも野球です」
 まさかの逆転サヨナラ負けにナインの誰もがショックを隠せない中、第一工大・岡留浩紀監督はきっぱり言い切った。
 劇的な展開ではあったが、冷静に振り返れば「敗因」は自分たちにあった。序盤の四回まで毎回得点圏まで走者を進めながら、あと1本が出なかった。一、三回の好機に凡退した原泉(喜界高卒)は「4番の仕事ができなかった」ことを悔やんだ。大きい当たりを狙わず、ファーストストライクから積極的に打っていったが「4番の仕事」を気負った分「ボールを追いかけるような打撃になってしまった」。残塁数が相手の倍の18。「先制、中押しと楽に試合を進められなかったのが痛かった」(岡留監督)。
 四回はエラーで先制点を献上し、五回は継投が決まらず押し出しで2点目を失った。五回途中からエース比嘉元樹=写真=をリリーフに送り、そこから十二回までは無失点で切り抜けた。十三回表にようやく2点を勝ち越し、勝利をつかみかけたかに思われたが、その裏「勝ちを意識して、先頭打者に四球を出した」ことを比嘉は悔やむ。
 併殺で切り抜けて事なきを得たかに思われたが、逆転勝利に向かって一丸となっていた東海大九州の勢いを止められなかった。「球威は落ちていたけど、コースや球自体は悪くなかった。相手に流れがあった」(比嘉)。
130516-3工大・原_035
 「鹿児島から神宮」の夢は今回も果たせなかったが「力はつけている」(岡留監督)実感はある。劣勢の展開を前日同様、六回に4番・原の二塁打=写真=から盛り返し、土壇場九回で追いついた。何より3時間50分もの「長丁場」を「集中する力は今までなかった」(岡留監督)。上位の戦いは一つのミスが命取りになることがある。夢をつかむためには、まだまだ奥深く野球を追求していかなければならないことを実感できた敗戦だった。

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テーマ:野球 - ジャンル:スポーツ

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